対象外

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『本日より一年間、毎日ではありませんが、週に1.2回ほどお世話になります。上岡Aです、宜しくお願いします！』



ざわめきに負けないように、大きな声を出した
頑張って言った

…なのに、この雰囲気は何だろう

さっきまで言い争ってた岡田選手と森さんは動きを止め、他の選手は皆さん私の方を向いて固まってしまった

い、言わない方がよかったのかな…？



栗山「ん、宜しくなAちゃん」

『あっ、はい、宜しくお願いします！』

炭谷「何か心配なことあったら栗山さんとか中村さんとか俺とか、この中では長い方やし、いつでも頼ってな」

『はいっ！』



一瞬止まってしまった時も、
栗山選手、炭谷選手が話し掛けてくれたおかげで普通通りに戻った

他の選手も続々と宜しくと言ってくれて、
ここで皆さんと一年間過ごすんだと思うとワクワクして仕方ない



外崎「俺のことはトノでいいよ、」

『えっ、でもそれは…！』

外崎「じゃあ、トノさん」

『…いいんですか…？』

外崎「一年間一緒に戦っていくんだから、むしろ呼んでくれたら嬉しい」

『…とっ、トノさん…』

外崎「いいねー、」



トノさんがあだ名で呼んでと言ってくれてから他の選手も俺も俺もと言ってくれている

初日からこんなに幸せでいいんだろうか

こんな素敵な人たちのために、そして素敵な人たちがいる球団のために、一年間頑張ろう

改めて、そう決意した

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