対象外

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そこにいたのは源田さんで
外周を走っていたところ、私を見つけたそうだ



「そんな所で何してんの？」

『あ、…その、良い天気だったので球場の写真でも撮ろうかと思って…』

「…あ、それならさ、球場と俺のコラボとかどう？」

『え？』



私はてっきり、怒られると思っていた
そんなところで何してるんだ、早く戻れば？と

宮野さんは皆さんから好かれている人
だから皆、宮野さん側に居ると思ってた

だけど、



「宮野さん、俺まだ2年目だから分かんないんだよね。…ほら、早く写真撮ってよ、」



源田さんは、どうやら違うようだ



『…あの、普通に走ってて頂いてもいいですか？』

「え、俺走ってていいの？助かるー、」

「げん、お前から話しかけたのに何言うてんねん」

「あっ、ねこさん」



源田さんと話してる間にいつの間にか金子侑司選手がこちらに来ていた

…いつの間に、



「…Aちゃんも、撮るなら撮ってはよ戻り？宮野さんそろそろ怒るで」

『そっ、そうですよね…すみません、』

「あ！ねこさん、Aちゃんのこと怖がらせましたね？」

「いや、俺はただAちゃんのことを思って、」

『…源田さん、一枚だけ、撮らせて頂きますね』

「あ、うん、どうぞ」



源田さんも、金子さんも練習中

練習中の選手を引き留めてはいけない
ちゃんとタイミングを見計らって行くこと

初めに田中さんや、宮野さんに言われた言葉
私はそれを、守れていない

…失格だ、

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