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「Aなにしてんの?」

『へ?』

「いや、水溢れてんで」



言えない
貴方のことを考えてたら、なんて

言えない



「ほら!もう、床びしょびしょやん!」

『わっ、すみませ…』

「なにしてんねん、ほんまに」



2年前のあの時から、森さんのあの発言から
私は森さんが近くにいるとどうしてもボーッとしてしまうことが増えた

こんなこと、あっちゃいけないのに



「モップ持ってきたからちゃんと拭いといてな?」

『すみません…』

「次から気ぃつけるんやで、」



だけど、森さんは
私がどんなに失敗しても、迷惑をかけても
怒ることは決してなかった

ただ、私に対して呆れてるだけなのかもしれないけど



「Aちゃんも大変やな」

『…岡田さん』

「あいつ周りのことよう見てんのに、自分に対しての視線には全く気づかへんやん」

『…そうですね、』

「鈍感なんか鋭いんか分からんな!俺がAちゃんの立場やったらキレてんで!」

『はは、それはないでしょ』



岡田さんは、森さんの高校の先輩で
私の話を聞いてくれる相談相手でもある

…正直に言うと、森さん以外は私の気持ちに気づいてて
皆さんよく相談に乗ってくれるし、話を聞いてくれる
本当に、素敵な人ばかり



「岡田さん、Aに変なことせんといてくださいよ!」

「せえへんわ!話してるだけやろ!」

『…森さんって、』

「あいつ気づいてへんだけで、Aちゃんのこと好きなんちゃう?」

『…それは、ないですよ』



だって、森さんの好きなタイプは

私と真逆だから

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な!(プロフ) - 凛*.さん» はじめまして!コメントありがとうございます…!森くんのイメージから離れてしまってないですか?大丈夫ですかね…不安ですが、最後までがんばります! (2018年9月17日 22時) (レス) id: b3fd0850c0 (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 初めまして◎凄く続きが気になります…!!森くんは高校時代からファンなので、とっても嬉しくてワクワクしてます!更新無理しない程度に頑張ってください(^_^) (2018年9月17日 22時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えぬ | 作成日時:2018年8月27日 17時

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