その瞬間まで

G6 坂本勇人＊ ページ34

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仕事上どんなに苦手な人がいても付き合わなければいけない。

それは、選手でも一緒で。





「あっ！Aちゃん、ミッケ。」

『…仕事中です、』

「ちょっ、ええやん。逃げんといてよ、」

『仕事終わってからにしてください、』

「えー？」




私は、この人 « 坂本勇人 » が苦手だ。





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26「Aちゃんも大変やなあ、」

『いえ、そんな…』

「あいつなりにアタックしてるんやと思うけど、」

『…不安なんですよね、フラフラしてるから』

「そう！そこやねん！問題は！な！」




内海さんはお兄ちゃんみたいで話やすくて、

多分一番の理解者。


唯一、何でも相談できる人。




「あ、何話してんすか？」

26「おお、勇人」

「Aちゃんも、何話してたん？」

『あ、いや…』




さっきは仕事中って言って追っ払ったくせに、って

絶対思われてるよね、これ。





『…坂本さんのこと、って言ったらどうします？』

「…え、俺？」





何こいつ、俺が本気だと思ってんの？みたいな目

分かってるよ、弄ばれてることぐらい

私はあなたのタイプの女性じゃありませんから。





「…やば、嬉しいわ、」

『…はい？』

「…やっとこっち向いてくれた、…まだやけど、」





何だか不思議な雰囲気になったから

内海さんに助けを求めようとしたのにいないし、

いつのまに…





「…俺、絶対好きになってもらうから、」

『…はあ、』

「近いうち、俺に惚れるで！Aちゃん！」





そう宣言しながら走ってどこかにいっちゃったけど、

…私はとっくに、ホの時ですよ、坂本さん

本当は、認めたくないけど







( Aちゃん惚れんなよ )

( もう手遅れです、内海さん )

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リクエストありがとうございました！

またお願いします^^*

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