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自己紹介をした先生の声が
不器用そうな淡白な挨拶だったのに
あまりにも透き通っていて、心に響く声で少しだけ胸が高鳴った。
目が奪われて、
登壇している間他の先生が挨拶していても
その先生から目が離せなかった。



ーパチッ



その瞬間目が合って、他の誰でもなかったと思う。
私に、チャームポイントなんだろうなぁと思うような可愛らしい八重歯を見せながら微笑んで

口パクで"よろしくね"と。

周りを見渡しても誰も気づいてない。
辺りがスローモーションのように感じたけど、

一瞬の、たった数秒の、
2人だけの間に起きた出来事。

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設定タグ：INI , 木村柾哉 , 藤牧京介   
作品のジャンル：恋愛
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作者名：kizka | 作成日時：2023年9月13日 21時

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