アオハル (ページ24)

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すると、

柾よっ！マネージャー！
今ちょっと手空いてる？

と柾哉くんが登場。

柾ちょっと手伝ってほしいんだけどいい？

そう言われて一緒に外に出る。
初夏とも呼べる季節なのに、今日は少し肌寒い。
とはいえ、もう夏服への衣替えも終了しており
こういう日はカーディガンを羽織っていいのだけど、突然だったので教室に忘れてきてしまった。
持ってこればよかったなぁ…と思いながら
柾哉くんの後ろをついて歩く。

(あぁ、今日も柾哉くんかっこいいな〜)

中庭に着いたところで急に振り向いてきたので
思いきり柾哉くんの胸にぶつかる私。

ードンッ

私いだっごめんなさい

柾俺こそごめん A大丈夫？痛くない？

パッと顔を上げると
その距離は10cmほどで痛みと恥ずかしさで顔を手で覆う。

私だ、だいじょうぶです

柾顔見せて？

そう言って顔を覆ってる手をそっと握って
近い距離のまま顔を見られる。

柾鼻真っ赤じゃん！痛かったね、本当ごめん
でも可愛いね(笑)

私ちょっと痛かったけど平気です(笑)

そう言って急いで距離をとる。
そうじゃないと平常心でいられないくらい
ドキドキして心が大変だった。