アオハル (ページ21)

今日:49 hit、昨日:14 hit、合計:17,497 hit

21 ページ21

買い物は私いる？って思うほどに
洸にぃと柾哉くんの2人で淡々と決めていた。
部員よりも多いタオル。

私なんか人数よりも多くない？

洸まぁおいおい分かるから
楽しみにしてな？

みんなお揃いというわけではなく
メインの柄は一緒だけど、それぞれに似合うカラーのタオルを選んでいるみたいだ。
とにかくカラフル。
黄、黒、緑、ネイビー、水色、青、ピンク、オレンジ、白、紫、赤。
選ばせてあげるんだろうか？
まぁとりあえず決まったのならいいか。

選び終わったあと、
本当に柾哉くんがアイスを奢ってくれて3人でアイスを食べた。

柾哉くんがバニラ。
洸にぃは顔に似合わずチョコ。
私はストロベリー。

柾 A一口ちょうだい
ストロベリー味気になってたんだよね！

もう一口食べようとすくっていたスプーンの上にあるアイスを
私が使っているスプーンのまま私の手首を握ってきて、柾哉くんがあむっと頬張る。
(え、間接キスなんですけど？！)

柾うまいね！俺のも食べる？

私い、い、いやいやいや
だ、大丈夫！
(緊張のあまりに黙ってしまう私…
意識しすぎて恥ずかしい)

心をえぐるような言葉を言ってくること
線引きが激しいこと
グサグサと刺さる。"好き"をやめようかって何度も考えるのに柾哉くんは '無意識' に私を掴んで離さない。

そして早々に解散。
うん、柾哉くんの私服カッコよかった！それに尽きる休日。
一瞬で終わった土曜日だったな。