5話 ページ6
なんやかんやで、時はすぎて
私は…悠仁と一緒の高校に行った
悠仁は呪霊も見えてない、それに私も普通でいたい
だから
選ぶことにした
詩)悠仁、これ
虎)おー!サンキュな!
昼飯買い弁なのバレてたか
詩)なら、少しは自分で作ったらどうですか?
虎)作る暇ねーんだよ
彼は、運動が大の得意
50mを3秒で走るとか
まぁ、実際そうなんですけど
女1)胡橋さんー虎杖のこと好きでしょ?
詩)恋愛としては無いですよ
幼なじみとして好きですよ
女2)そーなの?仲良さそうだから
できてるか、好きなのかなって思ってた
詩)お互いに、好意なんてありませんよ
ない、これはハッキリと言える
物心が着く頃から常に一緒にいた
だから、別に好意は抱いてない
ただ、悠仁の存在は姉さん、カナヲみたいに
とっても存在が大きいから
悠仁だけは失いたくない
失ったらきっと
私が私ではいられなくなるような気がして
仕方がないんです
__夜
詩)ありました、これで…
あらあら……学校に出てくるなんて
聞いてませんよ、呪霊さん
とっても厄介なことになりましたね
前々から気配はしてた呪い
そう言えばこの前
《詩乃舞!見てみ!こんなの拾った!》
悠仁が持ってた御札のあれは
最悪ですね、誰が封印札を剥がしたんでしょう
その場所に向かわなければ
……
…
虎)詩乃舞!?
詩)悠仁…これはなんの騒ぎですか
?)おい、お前早く逃げろ!
詩)すみません、私も"見える"んです
?)見えるヤツがなんで普通高校に!
詩)平和に過ごしたいからですよ
無理な願い、私でもそう思う
見えてるモノとして、いつどこで
呪霊たちに会うかわからない
でも、私は悠仁を守りたかった
でも、今は?
私は悠仁を守れてる?
守れてないじゃない
姉さんのように
聡美さんのように
父さんと母さんのように
次は悠仁を失うってこと?
そんなの嫌
《しのぶ/師範》
嗚呼、私は"あの時"から
何一つ成長してない…
過去の私のままだ
虎)詩乃舞!危ない!!
詩)えっ……
嗚呼、
また…また
失うの?
虎)なら、俺にも呪力があればいいんだろ!!
何をするつもりなの…
悠仁!!
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ぷるんぷるんぷりん - とても面白いです!!更新頑張ってください (2021年1月29日 17時) (レス) id: 4fd9550076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:halca | 作成日時:2021年1月14日 9時