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保健室の先生に帰っても良いよと言われ、保健室を出た。
『じゃあ、私帰るね。付き添ってくれてありがとう!』
陸「え!ちょっと待って!送っていくよ」
は!?
もうやだ何この方イケメンすぎる…
『本当に大丈夫だから!申し訳なさすぎるし!』
陸「こんな遅くなっちゃったし危ないじゃん!家どっち?」
すごい優しいのにそこだけは譲ってくれなくて結局送ってもらうことに。
陸くんは自転車だったのに私に合わせて歩いてくれた。
はあ、、かっこよすぎるし良い人すぎる…
他愛もない世間話をしながら、私の家に向かう。
陸くんの家は私の家よりもう少し歩いたところにあるらしくて、通る道だから大丈夫って。
今まで通学路で見かけたことなかったな〜
陸くんとの時間はあっという間で、いつもは遠く感じる家が近くて、もっと遠かったら良いのに…なんて思っちゃった。
『青山くん、今日は本当にありがとう!家まで送ってくれて…お話できて楽しかったです。』
陸「またお礼言う〜ボールぶつけちゃって本当にごめんね。こちらこそAちゃんと話せて楽しかった!ありがとう!」
笑顔が素敵すぎてまぶしい。
1日でこんなに人を好きになるなんて思ってなかった。
陸「あ、気になってたんだけど、僕のこと陸って呼んでよ!青山くんって何か遠いじゃん〜笑」
ふわああああああああああああ!!!!!
もうどうしよう私死ぬの!?
『陸くん…』
小声で呟いてみたらすごく恥ずかしくて自分でも真っ赤になったのがわかった。
陸「うん、じゃあまたね!」
私の心をかき乱しておいて手を振りながらあっさりと自転車に乗って、帰ってしまった。
でも、少し見えたんだ。
陸くんの耳が真っ赤になっているのが。
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ちょこ - 続き、楽しみです!佐野ちぇるさんのペースで良いので、待ってますね!(〃ω〃) (2019年4月21日 12時) (レス) id: d26a83aa85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤ちぇる | 作成日時:2019年2月27日 19時