Jr.EXILE に愛されすぎて困ってます。

1.お兄(片寄涼太)fromGENERATIONS ページ1

涼太side

『このままばっくれようか』

「お兄…かっこいい…♡」

久しぶりのオフの日。最近会えてなかった彼女のAとお家デート。
のはずだったんだけど…。

さっきから俺の出演した映画、【兄こま】に夢中になっているA。
本物隣にいるのに…。

涼「コンビニ行ってくる」

少し不機嫌な気持ちを抑えて気分転換に外に出ようと声をかけた。

「涼太…怒ってる？」

映画を見るのをやめて、おそるおそる聞いてくるA。不安そうな顔もかわい…ってそうじゃなくて！

涼「…うん。なんで俺にかまってくれないの？」

あ、ちょっと待って、めっちゃ恥ずかしいこと言ったかも…。

「ごめん…。」

涼「片寄涼太よりもお兄の方が良いんだ？」

少し低めの声が出てしまって、びくっとなるA。

「違うの。片寄涼太の方が大好き…」

涼「じゃあ何で…？」

俺が問いつめると少し顔を赤らめながら恥ずかしそうに答えた。

「…久しぶりに会ったら、すっごくかっこよくて、照れくさくて、見れなかったの…！」

涼「へ？」

思わずマヌケな声が出てしまった。
何だよそれ…。

涼「かわいすぎんだろ…」

ぼそっと小声でつぶやく。

「涼太…ごめんなさい。」

あーもう…この子は俺をどうするつもりなの！？
こっちが照れるわ！

涼「おいで」

両手を広げると恥ずかしがりながらもAが飛びついてきた。
少し目を逸らしながら。

涼「こっち見てよ」

「かっこよすぎて見れない…」

顔を無理やりこっちに向けさせてAをぎゅーっと抱きしめた。Aは耳まで真っ赤になって俺を抱きしめ返す。

「ごめんね、涼太。」

涼「ん、許す。」

照れ屋でかわいい彼女が大好きです。

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