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重たい足をゆっくり動かして通学路を歩く
季節は梅雨
周りには知らない学生達が友人と楽しそうに歩いている
私が初めて着た制服と同じ服を着てるから
同じ学校の人なんだろう
「みんな可愛いな、」
私とは違って
…………………
TC「君がチョン・Aかな？」
『はい。よろしくお願いします』
TC「よろしくね
君は1年6組のクラスだから教室に行ってね」
『 え？あ、あの 』
TC「ん？どうしたの？」
『いや、なんでもないです』
TC「そう」
目の前の扉をパタッと閉められた
今日ここの高校に転校してきたのに自分の教室に移動してねって
適当かよ
いい先生かなって期待した私がバカだったみたい
とりあえず、ここかな？っていう自分の感で広い校内を歩いてみる
『あ、1年3組』
1年という数字が見えたから近くに6組もあるのでは
とまたその奥を進む
【1年6組】
教室からは騒がしい声が聞こえる
今はホームルームじゃないの？
前にあるドアから少し顔を覗かせるとまだ担任の先生がいなかった
『先生なんでいないの、』
？「君もしかして、今日来た転校生？」
急に後ろから声をかけられ振り返ると20代くらいの結構若い先生がいた
『はい。そうです』
先生はそっかと言って少し微笑むと教室に入り、
生徒を静かにさせてから私を手招きした
ゆっくり足を進め教室の中に入ると
さっきまでザワザワしていた教室内にクスクスと小さな笑いが聞こえてくる
あぁ、まただ
『チョン・Aです。これからよろしくお願いします』
軽く礼をする
未だに静かな教室に聞こえるクスクス笑う声
歓迎もくそもない
TC「お前ら拍手。新しい友達だぞ〜！」
そう担任が言うとパラパラ聞こえる拍手
TC「ん。じゃあAの席は奥の窓側だから
あの寝てるやつの隣だ」
言われた通り席に向かうと
スっと横から出た足に見事に引っかかった
倒れる私をクスクスまた笑う
TC「わ！A大丈夫か？！」
『はい。大丈夫です』
上から私を面白そうな顔で見つめるその目
うんざりだよ
TC「ヤーキムミンギュ!!!起きろ！」
「や〜ミンギュ起きろよww」
「せんせーに怒られるぞー」
隣の席で不機嫌そうにムクっと顔を上げた男子
みんなから熱い視線や笑顔を向けられていて
愛されてるんだなってわかるミンギュという男
綺麗な顔
その顔はだんだん横を向き私を見た
数秒見つめた後
鼻で小さく笑った
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サラン(プロフ) - さおりさん» 前作から……ありがとうございます(泣) 推しでしたか!!楽しく読んでいただけるよう最善を尽くしますね!!ありがとうございます(大号泣) (2021年8月19日 22時) (
レス) id: 1b6bfb5494 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 前作から楽しみにしておりました！推しが主人公なんて…！頑張ってください！ (2021年7月9日 20時) (レス) id: 5b81542be5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラン | 作成日時：2021年7月9日 1時
