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A「ねぇ、ンダホ。私のこと、好きになってくれてありがとね。

これからも、ンダホの好きな私のままでいられるかな、?」






ンダホ「当たり前だよ…!俺は、どんなAでも、大好きだからっ…」






涙、止まれ。






止まれ。今すぐ。







1番辛いのはAなのに、俺がこんなんじゃ、だめだろ






あぁ、涙でAが(かす)んでしまう






Aが、見えなくなってしまう






もう、会えないのに。







何度も涙を拭いながら、Aを見る







A「ンダホなら、大丈夫。私がいなくても。」







Aが俺の頬に手を伸ばす








A「きっと、大丈夫」







ンダホ「うん…大丈夫だよ。俺の心には、ずっとAがいるから…!」







A「うん。それとね、シルクに伝えて欲しいんだ。

こんな形でいなくなって、ごめんねって。

そして、いつかシルクが幸せに迷うような時がきたら、

その人の手を取って、幸せにしてあげて、って。

これはお願いじゃなくて、約束。」







ンダホ「約、束?」







A「そう、約束。だから、ンダホも約束して?
絶対に、幸せになるって。」







ンダホ「わかった。約束。俺、絶対に幸せになってみせるよ」







A「ありがとう。もう、言いたいことは全部言えた。」








Aが目を閉じた







手が力を失い、ゆっくりと落ちる







ンダホ「A!」







名前を呼んだその瞬間、







Aの身体が弾けるように、キラキラとした光に変わった







体の線は形を失い、眩しいくらいの光の粒に変わる







やがてそれは、広がりながら、ゆっくりと空へと昇っていく







Aの、最後の姿。







しっかりと、目にやきつけよう







絶対に、忘れないように







「またね。また、どこかで会おうね」







遠くにAの声が聞こえた気がした







「うん…!また、どこかで…!」








きっと俺は、これから先何があっても、何年経っても、








Aを忘れない







それを今、ここに誓おう








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とある演劇部員 - おもいっきり泣いてもーた・゜・(つД`)・゜・ (2018年9月7日 23時) (レス) id: 27d7716bc4 (このIDを非表示/違反報告)
うさぽん - 最後マジでボロ泣きしました。゚(゚´Д`゚)゚。(まぁ最初の葬儀でシルクと話せない所で悲しくて泣いてましたけど)これからも良いお話を沢山書いてください! (2018年1月8日 19時) (レス) id: 9e8eb43a27 (このIDを非表示/違反報告)
フランソワ - 久しぶり〜ごま!私もなかなか来れなくて…。そしたらいつの間にか完結してたってゆうね(^^)お話とっても良かった!(*´ω`*) (2017年12月3日 11時) (レス) id: 76e6b16757 (このIDを非表示/違反報告)
まなみん - すみません間違えました。大変でしたね。です (2017年10月30日 6時) (レス) id: 80099c13be (このIDを非表示/違反報告)
まなみん - スマホが水没したのはたいでしたね。更新頑張ってください。楽しみに待ってます。 (2017年10月30日 6時) (レス) id: 80099c13be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごま油 x他1人 | 作成日時:2017年7月13日 6時

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