季節の分かれ目 ページ10
「はっ、はっくしょん!!」
栗山「風邪か?」
「はい、そうなんです。」
栗山「気をつけろよ」
「はい!」
あぁー
鼻がムズムズ…
何だか喉痛いかも。
大谷「さっき監督から聞いたけど風邪引いたの?」
「まあね」
大谷「大丈夫?賢介さんのとこ行こうよ!」
「賢介さんはお医者さんじゃないって」
大谷「いや、でも…」
「しょうがないなぁ」
「賢介さん…賢介さんにいうことではないんですけど…」
田中賢「ん?なに?」
「風邪引いちゃって…」
田中賢「まぁ、僕に聞いてもね、医者じゃないからわからないけど。まずは体温めて休んでなね?」
「あ、はい。」
田中賢「どうぞ、毛布」
「ありがとうございます!!」
田中賢「じゃあ練習頑張ってね!」
「はい!!」
「翔平ー!賢介さんに毛布もらったさ!」
「見て!包まってみた!!」
大谷「よかったね」
『ちょっと待って!可愛すぎる!!』
「あ!遥輝さーん!見てください!賢介さんに掛けてもらいました!!」
西川「地蔵みたい(笑)」
「遥輝さん!ひどいです!!」
西川「じゃあ、みんなにアンケートとるか?」
「もーいいです。とらせません!」
大谷「遥輝さん、いじめないでください。ちいちゃんまだ幼いので傷つきますって!」
西川「そやな」
「傷つくけど、幼くなーい!」
大谷「はいはい。あんまり騒ぐと風邪治らないよ」
「大丈夫だって!」
大谷「ベンチで休んでなって」
「ん、でも…」
大谷「いいから。練習は後で付き合ってあげるから」
「なら…」
西川『なんだかんだ言って最後は翔平だな』
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作者名:水月 なつき | 作成日時:2017年8月15日 20時