想い伝える ページ38
裕翔「着いたよ!お姉ちゃん!」
「ん?」
裕翔「11時には用意しないといけないから…」
「私はどうすればいいの?」
裕翔「とりあえず中入ろ!」
「うん」
(スタスタ)
裕翔「翔平くんはどこですか?」
警備「裕翔様と千里様ですね?」
「はい」
警備「こちらへどうぞ」
大谷「ちいちゃん!」
「翔平!何?!」
大谷「千里に伝えたいことがある」
「う…ん」
大谷「僕にはあなたが必要です。僕と結婚してください」
「え…?」
大谷「まだ確実にメジャーが行けるかはわからないし、メジャー行ってもどうなるかわからない。
でも、千里に何があっても守るから」
「ちょっ…と待って…急だよ…」
大谷「そのことについてはごめん。あと、こんなところで…」
「でも、私…」
大谷「野球は続けてもいい。僕がアメリカに行っても日本でプレーしてもいい。」
「こんな私でいいんですか?」
大谷「ちいちゃんがいいです」
「私も…翔平と結婚したいです!」
「お願いがある。それは……(小声)」
大谷「いいよ、ちいちゃん指貸して」
「はい」
大谷「結婚指輪ね」
「用意してたんだ」
大谷「ついでにこれから結婚発表もするから」
「あ、うん」
大谷「もちろんちいちゃんも出るんだからね?」
「え?」
大谷「当たり前」
「でも、ジャージだよ?」
裕翔「お姉ちゃんに似合う服持ってきた!」
「ありがとう!これってみんな知ってるの?」
大谷「いや、ファイターズでも知らない人はいると思う。着替えといで!」
「うん!」
「翔平」
大谷「綺麗だよ」
「ありがとう…」
大谷「最後に発表するから。それまで待ってて」
「うん!」
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作者名:水月 なつき | 作成日時:2017年8月15日 20時