117 - Hokuto - ページ18
バイタルが終わって、リハビリ前に航大にAとの関係を全部言った。
航大からのからかいが面倒くさいのもあるし、Aを困らせたくない
話してる時は本当に中1なのか？ってくらい大人な表情で真剣に聞いてくれた
｢そういうことだからな、航大
あんま大人をからかうんじゃないぞ〜｣
航｢じゃあ、北人くんはAちゃんのこと大好きだってことだね｣
｢う、ん、まぁな
だからさっきみたいにAを困らせるようなことをするなよ〜｣
航｢なんでー｣
｢なんでもだよ、いろいろ大人の事情があるんだよ｣
航｢ふ〜ん｣
｢だから、俺らのことには触れるんじゃないぞ｣
航｢ふ〜ん｣
納得してない様子だったけど、まぁいいか
航大なら分かってくれるだろう
.
午前のリハビリが終わり、これから昼ごはん
ちょうど航大は親が来ていて親と院内でご飯を食べてくると言ってたから病室には俺1人で
あのことを言うチャンスだ
ナースコールを押す、
間もなくするとAがゆっくり歩いてきた
A｢どうしましたか、よ、吉野さん｣
仕事中だからいっつも俺と接する時はあの転院した日以外はずっと敬語だ
｢2人でいる時は、敬語やめてよ｣
A｢え、え、でも…一応看護師と患者の関係｣
Aの細い腕を骨折していない方の手でガシッと掴んで
｢お願い、敬語やだ｣
大人気もなくそんなことを言った
俺がそう簡単に引き下がらないことを知ってるAは分かったと言って、タメにした
そして腕を離したら、Aはちょっと名残惜しそうな顔をしている
あぁ、この前樹が言ってたようにまだAは俺を好いてくれてるんだ
その期待を裏切らないようにあの話をしよう
｢Aそこ座って、｣
A｢あ、うん｣
｢俺、Aと別れてから彼女なんてできたことないから｣
A｢…え？｣
急にそんなこと言った俺にびっくりしてるのか反応が遅かった
｢Aが何年か前に俺が女の人とマンションに入っていくのを見たって聞いたけど、あれ違うから、ちゃんと母さんだから｣
A｢…、ちゃんと母さん…｣
俺の言葉を復唱するように下を向いて呟いているからそれがおかしくて、Aにデコピンをする
A｢あ、ちょちょっと！痛いよ！｣
｢勘違いするAが悪いんだろ｣
A｢は！？勘違いさせる北人くんが悪いの！
も、もう私戻るから〜｣
.
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flowers(プロフ) - ましゅさん» うわぁありがとうございます！ちょっと認められ方は予想とは違ったかな？と思います(笑)けど、最後まで更新頑張ります(^^) (2019年10月27日 22時) (
レス) id: a66ef0650c (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - いつも更新楽しみにしてます！！ついに北人君…！主人公ちゃんのお父さんに認められることを祈ってます！がんばれーー！ (2019年10月26日 23時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk tea | 作成日時：2019年10月10日 8時
