運命のヒト【Yoshino Hokuto】 (ページ6)

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壱馬との学校の帰り道。
さっきAと聞いとくねって話してたから一応聞いてみよ。たぶん、私の予想は当たってる。翔吾が自分の気持ちに気づいたんだな。

｢壱馬、今さっきの翔吾なんだったの？｣

壱｢あー今さっき、自分がAのこと好きなんだって気づいたらしい(笑)｣

｢やっぱりか、遅いなぁ(笑)
うちらだいぶ前から知ってたよね｣

壱｢Aを見る翔吾の目、なんか違ったもんな｣

｢だよね、なんで気づいてないんだろうってずっと思ってたよね｣

壱｢あいつ、最初諦める的なこと言ってたけど、まだ何も始まってないし、アピールしろよって言ったけど、Aはもう一目惚れした人のことすっごい好きって感じだった？｣

｢ん～私何も詳しく聞かなかったから分かんないけど、Aは初めて人を好きになって、しかも一目惚れだから簡単に揺るがなそうだなぁ｣

壱｢だよなぁ…
俺、余計なこと言ったかな Aの恋も邪魔したまったかな｣

｢大丈夫よ！私だって翔吾の応援はするよ！もちろんAもだけどね｣

｢まあ、決めるのはAだしね｣

壱｢そうだよな、俺らは2人を応援するか！｣

翔吾の応援するって言ったけど、Aは初恋で一目惚れって正直言ったら翔吾の方に傾く余地もないんじゃないかと思ってしまった。でも、まだ分かんないよね。第一、その相手の名前も何もしてるかも分かんないし、壱馬が言ってた通りあの2人は何も始まってないし。

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