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温泉に入り、夕食の時間
運び出された食事はどれも豪華でおいしくて、さすが旅館だなという感じだった
食べ終わり、部屋に戻ろうとなって翔吾と部屋に戻った
｢美味しかったね、ご飯｣
翔｢あんな豪華な料理初めて食べたかも笑｣
｢たしかに！私も食べたことない！笑｣
翔｢だよなあ、｣
｢あ、ねえ外バルコニーみたいになってるよ！行ってみよ｣
翔｢おう｣
バルコニーから見えたのは旅館の庭園だった
そこには、噴水がライトアップされていた
｢うわぁ〜綺麗だね、幻想的｣
翔｢そうだなぁ、｣
｢あの水の中に飛びんでみたい｣
翔｢え、馬鹿じゃないの？笑 寒いよ｣
｢やっぱ夏でもちょっと寒いかな〜｣
翔｢うん笑
あ、そういえばさ、｣
｢うん、なに？｣
翔｢あの、北人さんとは最近どうなの？｣
｢どうなの〜って言われても何もないかな
あ、でも9月にもう宮崎戻るんだけどそんときに北人くんにどっか連れてってもらうっていう約束したよ｣
翔｢そう、なんだ、どこ行くの？｣
｢ん〜まだ分かんない！北人くんが決めてくれるんじゃないかな？
Aちゃんの夏休み俺にちょうだいって言われた｣
翔｢そ、そっか〜、
やっぱ俺に勝ち目ないか〜｣
｢え、勝ち目？なんの？｣
翔｢俺は北人さんには勝てない｣
｢え、なんの勝負？｣
翔｢ほんとにAは鈍感だよね、鈍感すぎてイライラする｣
｢ご、ごめん、イライラさせて…｣
翔｢いや、怒ってるわけじゃないんだ｣
嫌な沈黙が流れる
なんとかこの沈黙から脱出したくて、
あ、そういえば、
ずっと気になってたことを聞こう
｢｢あのさ、｣｣
翔吾とかぶった
｢あ、いいよ、翔吾から｣
翔｢いや、いいよ、A先言って｣
｢う、うん
じゃあ、翔吾くんの好きな人、というか好きな人とはどうなの？｣
翔｢それか、俺はたぶん叶わないと思う
近い存在だけど相手は俺の事どうも思ってない｣
｢そんなの分かんないよ、それはその相手の子に翔吾の気持ちが伝わってないんじゃない？がつんと言ってやりなよその子に｣
翔｢え、言っていいの？｣
｢いいでしょ！絶対そっちの方が伝わるって！｣
翔｢そ、そっか、じゃあダメ元で言うね｣
｢ダメ元じゃない！自信もって！｣
翔｢分かった｣
｢そろそろ中に入ろっか｣
って後ろを向いた瞬間
｢名前｣た呼ばれ
腕をぐいっと引っ張られた
そして、この状況、、、
今翔吾に抱きしめられてる？
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作者名：milk tea | 作成日時：2019年7月31日 0時
