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中へ入ると、お客さんで埋まっていた
座れないかなと思ったら
店員さんが「相席になるんですけどいいでしょうか?」と言ってきて、せっかく来たからいっかってことになって了承した
奥の方に案内されると相席する人はまさかのこの前北人くんといた涼太さんと女の人だった
女の人はおそらく涼太さんの彼女だというのは2人の雰囲気で分かる 晴香さんはキレイなさらさらロングでとても美人だった
北「涼太さん?!こんにちは
あ、晴香さんも」
北人くんはペコッと頭を下げて挨拶をする
私も同じように頭を下げる
涼「北人!!Aちゃんも」
北「偶然ですね!今日は晴香さんとデートですか?」
涼「そう、久しぶりのオフだしな」
晴「北人くん、久しぶりね
そちらは彼女さんかな?」
満面の笑みで晴香さんは北人くんに言った
北「あ、いや彼女じゃないですよ、友達です」
彼女じゃない、友達って言われたことにさっきみたいにまた傷つく、頭では分かっていてもやっぱり心は正直だ
晴「え?そうなの?なんかごめんね」
涼「そういうのも無理ないよ、だってここ普通恋人同士が来るとこだから笑」
北・私「え?!」
涼「いや、ここの名前!Loversでしょ?訳したら『恋人たち』」
北「あ、ほんとだ、気づきませんよ〜笑」
涼「まぁ北人だし、しょうがないな笑」
北「馬鹿にしないでください涼太さん!俺だって意味は分かってましたよ!」
と頬を膨らませる
晴「ふふふ」
微笑ましそうに晴香さんは2人を見て笑う
私もなんかその光景がおかしくて笑う
でもちょっと心の中で いつか北人くんと恋人になれたらな〜って思ってたり
自然に席は涼太さんの隣に北人くん、晴香さんの隣に私となった
涼太さんたちは注文する前で
一緒に注文した、みんなオムライス
10分後、オムライスが来て、談笑しながら食べていると、突然prrrrrと涼太さんと北人くんの携帯が鳴った 嫌な予感がした 私はお父さんが警察だから分かる 事件があったんだって、呼び出しなんだって
2人はごめんと言い立ち上がり、外に出て電話に出る
晴「あれは事件だね〜」
慣れたように言う
「やっぱりそうですよね」
晴「あれ?分かるの?」
「あ、私の父も警察なんです」
晴「あ、そうだったんだ」
2人は戻ってきて、ごめん行かなきゃと言って
行ってしまった
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作者名:milk tea | 作成日時:2019年7月31日 0時