8月8日 時透兄弟生誕祭 ページ32
♡
「「「無一郎くん、有一郎くん誕生日おめでとうございます！！！」」」
「ありがとうございます！」
「ありがとう、ございます」
御館様の屋敷で今行われていることは時透兄弟の生誕祭を祝う宴会、普通にいえば誕生日おめでとう会だ。みんなが2人の誕生に喜んでいるのだ
「時透君達今日はめでたいな！誕生日おめでとう！！」
「ありがとう炭治郎！」
「・・・ありがとう」
もちろん参加しているのは柱だけではない。
炭治郎等の仲のいい人達や知り合いのほとんどは参加している
「無一郎くん、有一郎くん誕生日おめでとう！！今年もよろしくね！」
「ありがとう兎衣！」
「お前今の正月の挨拶だぞ」
「え！？マジだ！」
「まぁまぁ兄さん。今はいいだろ」
宥める無一郎くんに感謝し羽織の中に入れているプレゼントを渡す
「はい！一ヶ月前から買っておいたプレゼントだよ！！」
「一ヶ月前から準備してくれたの？」
「うん、楽しみすぎて！」
「だからお前ピンチって言ってたんだな」
「・・・」
「・・・・無一郎くん？」
「・・・無一郎？」
無一郎くんは目を見開いたまま動かなかったのに俯くどうしたの？と私は無一郎くんを覗きこむと力強く腕を引く
「わっ！」
「無一郎！？」
横を見ると有一郎くんも一緒に引かれている
どうしたんだろう？2人で首を捻った
「俺、」
たまに出る「俺」そういう時はだいたい無一郎くんが本気の時でびっくりさせられる
「生きててよかったっ」
突然の生きててよかった宣言にその場がシーンとなる。いきなりどうした？！と慌てるがそういえばと思い出す。無一郎くんは私と有一郎くんに置いていかれたんだ、前世で。
そう思うとそう思って言っていることが嬉しくてぎゅっと2人に抱きついた。そこが宴会場だと言うことを忘れて
「あらあら、お熱いですね3人とも」
「え！？お、おいっ！離せ！2人とも！」
「やーだ。」
「えー！？もうちょっとこのままで」
よもや、よもやと言う声やバカ兎衣離せと言う声も聞こえる。
赤くなっている有一郎くん
珍しく笑顔になっている無一郎くん
2人とも！誕生日おめでとう！！
8月8日 時透兄弟 誕生日おめでとう
続く (更新停止中)
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作者名：まぃ | 作成日時：2020年7月24日 0時
