午前零時の哀歌

不法侵入．3 ページ3

私は家に帰る


そして


誰も居ない家に向かってただいまと言う


当然返事はない



一人暮らしなのだから


脱いだスニーカーを靴箱に入れ


リビングのドアを開ける


｢｢｢おかえりー｣｣｣


『すみません 家間違えました』


私は勢いよくバタン！と扉を閉めてから思考を巡らせる


『...鍵開けて入ってきたよな』


『304号室ってうちだよな』


『いやマンションが違うんだきっと』


『うん』









『んなわけねーだろ』


ここは絶対に私の家だ と結論が出た時ドアが開く


三ツ谷｢おかえり なんで入んねーの？｣


『やっぱりここ私んちだよね？』


三ツ谷｢当たり前だろ 鍵開けてきたんだから｣


『あっ...そうですよね......通報しなきゃ』


バジ｢いつまでそこに突っ立ってんだよ｣


『えーっと 110番で 不審者が4人家に不法侵入 っと』


真顔で呟きながら電話の前に立つ


ドラケン｢あ？ ついに頭イカれたか｣


マイキー｢前からじゃん｣


『よし決めた テメーらは殺す』


手元にあった電話メモ用のペンを思いっきり投げつけるが並んでいる2人には見事に避けられる


『チッ』


ドラケン｢ヒスは嫌われんぞー｣


『誰のせいだと思ってんだボケ!!』


三ツ谷｢まあまあ落ち着けよ｣


『常識人ぶってるけどテメーも不法侵入だかんな？』


『マジでお前らいつか通報する』


『そして､まんじとケンは殺す』

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