【ヒロアカ】無気力系我々幹部【実況者】

訓練 ページ10

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朝方、グルッペンに「訓練は欠かすなよ」と言われていたのを思い出し、外でランニングをしている。ちな、ゴーグルは首にかけている。

『そろそろ試験も近いしなぁ……』

時間が経つのはあっという間だった。ぴくととちょくちょく訓練しながら書類減らしてたら時間経ったからな……。

『……ふぅ。休憩しようかな』

ベンチに座って、トンママから貰ったタオルで汗を拭く。めっちゃふわふわだ。さすトン。

そういえばこう、なんというか、国民を近くで見ることはあまりなかったな。

『……ふーん』

たまには悪くないね……なんて。

ふと、ゴミの多い海岸を見ると誰かが居た。

『……珍しいなぁ』

ゴーグルを着けて見ると、ガリガリに痩せ細った人と見た事のある髪の男がいた。

『あ、あれ……デクか』

なら隣の人は師匠か何か？でもデクは無個性……いや、"継承されてきた個性"とかいうのなら無くはない。

『でも"継承されてきた個性"って……。』

「何考えてんの？」

『！？』

考え過ぎてると周りが見えない悪い癖が出たらしく、いつの間にか隣に巡回中のスマイルが居た。

ス「また考え事？なんか調べてほしいことある？」

『いや……"継承されてきた個性"について考えてただけ……』

ゴーグルを外し、首にかけてそう言う。

ス「"継承されてきた個性"か。Nakamuなら何か知ってるかもな……」

『グルッペンにも聞いてみるかな』

それで何か分かれば良いけどな。

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