【ヒロアカ】無気力系我々幹部【実況者】

外出 ページ5

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『ご馳走様。』

そう言い、席を立って食器を片付けに行く。

「……早いな。今日は休みなんだろう？少しくらいゆっくり食べたらどうだ？」

片付けている最中、後ろから聞き慣れた低音が聞こえる。

……まぁ、それもそうだけどさ……。

『いつの間にか早く食べるのが染み付いたんだから、仕方ないでしょ。』

「……そうか。なら、少ししたら外に出ないか？」

突如、グルさんからそんな提案が出る。

んー、まぁ、最近外の空気吸ってないし、ちょうどええか。

『わかった。……グルさんは書類終わっとんの？』

グ「一応終わっているが？」

なら大丈夫か。そう思いタブレットに目を移した。





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『おぉ……、久しぶりの外やぁ』

「主は外に出ない事が多いからな」

あれからグルさんに連れられ、都市部へと来た。

グ「確かにそうだったな。……大方原因は書類か。」

『……どっかの誰かさんのせいでな。』

グルッペンを少し睨みながら言うと、「そないな顔すんな。」と言われた。お前のせいなんだよバカヤロウ。

グ「そういえば、高校とかには行かないのか？ぴくとさんもいるだろ。」

ふと、グルさんがそんなことを口に出す。

『……まぁ、考えてはいる。』

別に行きとうないわけちゃうけどな。

考えながら歩いていると、人だかりを見つけた。

『あ、あそこ……なんかあったんか？』

グ「行くか。」

グルッペンが先を行くので、着いていく。

グ「民よ。何があった？」

グルッペンがそう言うと、屯していた人達が道を開け訳を説明した。

『へぇ……またか。』

グ「うむ……少し圧を強めた方がよさそうか。」

すると、見覚えのある緑の髪の男を見つけた。

『……"デク"。』

グ「誰だ？そいつは。」

『昔の幼馴染。向こうは覚えとらんやろ。』

「へぇ、彼奴が主の言ってた奴か。」

グ「……。」

まあそんな所。と言い、そこを後にした。






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「……え？今のってちーちゃん……？」

見覚えのある黒っぽい青色の髪をした女の子がこっちを見ていた。

「横にいた人って総統閣下だよね……。」

ちーちゃん。一ノ瀬A。僕の幼馴染だ。5歳の頃から見なくなったもっちゃんの妹。

「………まさか。」

でも、また会えるかな。また遊べるかな。

「……遊べたらいいな。」

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