【ヒロアカ】無気力系我々幹部【実況者】

英雄 ページ29

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扉の開く音がする。予想以上に遅かった英雄(ヒーロー)のお出ましだ。

『……ふふ、待ったよ英雄(ヒーロー)。社会のゴミめ』

裏のある笑顔でオールマイトに言う。

「っ……核兵器は回収させてもらうぞ！」

『……へぇ、出来るもんならやってみろよ。"レウクラウド"。』

そう言うと、俺を守るようにレウさん(竜神化)が出てくる。

『……殺れ』

そう命令し、核兵器のある方に歩く。

オ「っ！邪魔をするなら、倒すまで！」

レ「やれるもんならやってみろ！人間！」

残り時間は7分。レウさんに6分耐えてもらい、あとは自分でやることにしよう。

そう考えていた時、きょーさんが隣に現れる。

き「へい！今は何しとるん？」

『レウさんに耐えてもらってる。残り1分で俺が行く。』

き「なら俺は核兵器でも守るわ」

それから少し、時間を見ると残り2分だった。

『……少し早いけど、ええわ。』

オールマイトの方に行く。

『レウさん、後は俺に任せて。』

天使の翼が生える。

レ「了解。」

そう言い、レウさんは戻った。

「……本命だな！」

『さあ』

オールマイトがこちらに向かってくる。

『幻幽「ジャック・ザ・ルドビレ」。』

オ「！」

弾幕が出てきた瞬間、時間が止まる。

『……ふふ』

時間が進む。オールマイトの目の前には、無数のナイフ。

『……あなたの時間は私の物。あなた達ヒーロー(偽善者)に勝ち目などは無い』

オ「っ！」

オールマイトはなんとかしてナイフを避けている。それだけに精一杯らしい。

『さぁ、チェックメイトだ。』

残り時間……10秒。

『幻世「ザ・ワールド」！』

オ「そろそろ決着だ！」

オールマイトがこちらに向かってきた瞬間、時間が止まる。

『何回向かってこようが無駄だよヒーロー(偽善者)』

そして時間は動き出す。

オ「またか！」

オールマイトは器用に避ける。

5……4……3……。

オ「っ！」

2秒、オールマイトは核兵器に手を伸ばす。

1秒、きょーさんが間に入る。

0.5秒、きょーさんはオールマイトを殴った。

『……ヒーロー(偽善者)、貴様の負けだ』

終了を知らせるブザーが鳴り響いた。

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