【ヒロアカ】無気力系我々幹部【実況者】

一方 ページ14

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ひ、人が多い……！ダメだ陰キャの俺には精神統一しか出来ねぇ……！

「颯太ー？」

『うわぁ！？な、なんだ、悪魔かぁ……』

「その言い方は酷いなぁ。うちだって主様に言われてきたんだからもうちょっと敬意を払ってくれない？」

そう言い悪魔は俺の肩に乗る。

「……まぁ、力貸してあげるんだからさ。しっかり使ってよね？」

『うぅ……分かったから』

悪魔と話していると、とある会話が耳に入る。

「君は何だ？妨害目的で受験しているのか？」

「あ、彼奴校門前で転けそうになってた奴だよな。」

「少なくとも1人はライバル減ったんじゃね？」

その矛先は緑のモジャ頭の奴に向けられている。

確かあの子は……

『……』

いくら陰キャで語彙力皆無な俺でも、これは少し頭にくる。

『……へぇ、ならさ。』

「「「！？」」」

正直冷や汗かいてる。めっちゃ緊張する。

『……その言葉、そっくりそのまま君達に返してあげようか。』

少し目を細めて言う。

待って緊張でドキがムネムネしてる(古い)

「大体さ〜、少しは"気遣い"って言葉知ってほしいよね〜！ｹｹｯ」

悪魔も笑いながら言ってくる。

『確かにそのモジャ頭の奴は悪いことをしたかもしれない。』

そう言うと皆がそうだそうだと賛同してくる。

……。

『……でも、その子はその子なりに頑張ってんだよ。第三者が口出ししていい事じゃない。』

そう言うと一斉に黙りこくった。

弱者の戯れ言ほど惨めなものはない……(カッコつけ)

「さっすがぴくと！かっこい〜！」

『ｳﾞｳﾞﾝｯ』

褒められるのは慣れてないんですけどぉ……！

「っ……それは」

《はいSTART！》

そう聞こえた瞬間、悪魔に引っ張られる。

『うわぁ！？ちょ、悪魔！引っ張らないでって！』

「時間は有限。さっさとしないとP取られて試験落ちてトントンからの粛清コースだよ〜？」

『えﾞっちょ、それは嫌だぁぁぁぁぁあ！』

ダイヤ剣を構え突進した。

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