お前らいい加減にせえよ。2

別に更新忘れてたとかちょっと面倒くさかったとかネタ切れだし勉強を理由にして逃げようとか全然思ってないですよ。 ページ42

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ちょき‥ちょき‥



朝7時05分、
洗面所にて伸びた前髪を切っている。



『んーこれくらいかな、あっちょっとここ長いかな」



じょき‥



この音を聞いた瞬間、

世界が終わったような気がした。



目を開けると、一部オン眉になっていた。



前髪を手櫛をかけ、また微調整をしようとし、
ハサミを掛けたら直前で目を瞑ってしまったのだ。



『あっもう今日学校休もうかな？？？」


ピンポーン


タイミング良くチャイムが鳴った。
倫太郎かな。


角『おはy』

『あの今日学校休むわ、ごめん」


きっと馬鹿にされるのでインターホン越しに会話する
理由なんて聞かれたらもっと馬鹿にされるので
すぐ済ませる。


『…はあ、申し訳ないなあ」


ドンドンドンドンッッ！！！
ガチャガチャッ！！


『えっ？！は？あっ、はい！！今開けるからヤメテッ！
近所迷惑ッッ！！！」


とりあえず箱から適当な黄色いピンを前髪に付けて
ごまかす



『どっ、どうしたの』

角『誰かさんが理由も言わずに休むとか言うからじゃん
ていうか前髪流してるんだね。なんか新鮮で可愛いよ」


『えっ？えーへへっありっありがとう」

角『じゃあ学校いこっか」

『え？？」


玄関入り口に置いてあった鞄を無理やり握り締められて
腕を引っ張り鍵を閉め、

早歩きで階段を降りる


『痛い痛い痛い痛いッッ！！」

角『サボりだって北さんに聞こえる声で話流すよ」

『それは勘弁』



こうして、強制的に学校へつれられたのである


ーーー



流してるの可愛いって褒められたし、まあ良しとしよ
今日はなんか世界が輝いて見えるナ〜♪

すると前方から金髪がこっち向かって歩いてくる
あ、世界が澄んで行く…


『おはよ侑』


侑『おはよーさん、お前前髪止めてるの初めてみたわ、
なんやその、なんか印象変わるな……


…それに、いつもガン飛ばしてて暗く見えるからそっちの
ほうがまだ顔明るく見えてええんとちゃう？」


『一理認めるけどほぼほぼ元凶お前な」


侑『うっわ！いかつくなっとるわ！！怖ッ〜！」

『ちょッッ！！逃げるな！！」



走り去ってしまった。
と思ったら止まってこちらを振り返った。


侑『ところでA、頭に芋けんぴついとるで？」

『まじ喋るな』



ーーー

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