お前らいい加減にせえよ。2

たまごにがて ページ16

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ー放課後ー




『あっ、いたいた！！ほら侑行くよ！』


侑「ちょお！！あんま引っ張んなや！！」


昼休みの失敗を繰り返さない様に、
下校している私達より前にいた倫太郎達を抜かし倫太郎の前につく。



『今日も一日楽しかったね、この後どっか行かない？ツムツム』

侑「それは俺と一緒に居ったからか？それとも違う男なん？？」


『は？…んん"、えーちょっとなに言ってんのか分かんないよお』

侑「なんでとぼけるん、俺の中の地雷がドッカーン！！するで？！ドッカーン！！」


『えー？じらい？Aぇよくわかんないなあい』


何こいつ。
どっからどう見ても両想いなラブラブカップルの演技しろとは言ったけど
誰もメンヘラみてーにしろなんて言ってねえんだ？？？


天使「…なに見せられてんだろうね、私達」


角「気にしなくていいよ、あれはチンパンだから」


侑・貴『「…………」』




【この瞬間、私達の何かが ""ブチっ""… と切れる音がした。】




『ねえねえっツムツムきゅぅん♡私とこの後ぉ朝まで踊り尽くさない？？？』

侑「ええで。じゃ俺らの家 (愛の巣) に帰ろうか…おっと、そこ水溜りあるで。
…ほら、俺のハンカチーフを敷いてやるからそこ通りや」


『きゃっ♡ツムツムきゅぅん紳士的でかっこいぃ〜！！』

侑「ふっそんな事、な…くもないでｯ」

『はあぁうっ♡』



角「そうなんだ、うん…天使(あまつか)さん大変なんだね」

天使「…こんなに相談乗ってくれる人角名くんしかおらんよ、優しいね」



えっちょ、はぁ？！
こちとら一生懸命にやってんのになにいい雰囲気になってるんですかぁー？！
もっとこっちに興味持とう?！


『あっ…あつm…ツムツムきゅん、手、繋いでもいいかな、？』

侑「ん、」


わあお、もっちもちしてんな。
意外とゴツゴツしてんのかとおもったらまさかの真逆。


『……ネタなくなった』


侑「……奇遇やな、俺もやで」


……。



角「ふは、なにそれ」


天使「ちょ！！笑わないでよー本気で悩んでるんに！！」



相変わらず仲良しです事ー。
ぼけっとそんなことを思いながら歩いていると

侑と繋いでいる手が恋人繋ぎになりぎゅっとなった。


『え、侑？』


侑「良くも悪くも恋人ごっこ、なんやろ？ならこんくらいせんとな」


夕日に照らされて見た侑の顔がいつもよりかっこよく見えた。
…少しだけだけど。


『…ぅん』


侑「えっ、ガチ照れですやん！？」

雨うっとおしいですね→←はぁん

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