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愛1 ページ2

Aside_

私は今路地裏の入口の見えにくい所で丸まっている
私はさっき捨てられた
私はきっと悪いことをしたのかな
これは私への罰なんだ

季節は冬で今はきっと深夜だ、すごく寒いけど殴られるよりはマシだった。
私はここで死ぬのか


そう思っていると足音が聞こえてきてそれがどんどん近くなってきて誰かが顔を覗かせた。その人は青いニット帽?と赤いマフラーを身につけていた。
その人は慌てた様子で「え、君大丈夫!?」と言ってこっちに駆け寄ってきた。


『っ…ぁ…』

私は喋ろうとしたけど寒さでちょっとしか喋れなかった


その人は私が冷えているのに気づいたのか首につけていたマフラーを私の首にまきながら「自分の家とかある?」と聞いてきたから私は首を左右に降った。そしたらその人は少し考え込み私に顔を向き直すと「ここにいたらもっと冷えるから俺の家に来ない?事情も聞いてあげるから……」と言った。


『…いき…ます』

マフラーのおかげで少し温まったのかわからないけど、少し喋れた


私が行くと言うのを聞いてその人は私の手を引いて路地裏から出て、10分ぐらい歩くと綺麗なマンションに着いた。


私は小さい家でずっと暮らしていたからこんなところは初めてだった。


ずっとマンションを見つめていると「そういえば君の名前は?」とニット帽のその人は聞いてきた。


『わた..しの.......名前..は...A....です..』


私がそう言うとニット帽のその人は「俺の名前は修也って言うんだけどね…らっだぁっていうあだ名があるから、らっだぁってよんでね!」と言った。


らっだぁさん……か

『はい、分かり..ました…らっだぁさん』


私がそういうと、らっだぁさんは私の手を引いてマンションの中に入った。


エレベーター?という乗り物に乗ってらっだぁさんがボタンを押して数秒後扉が開いて長い廊下が現れて私はらっだぁさんに手を引かれたままひとつの扉の前に着いた。


らっだぁさんが私の足を見て「裸足だったの...!?」と驚いていた。らっだぁさんは私の全体を見ると少し考え込んで「Aさんって自分でお風呂入れるよね…?」と聞いてきたので上下に首を降った。

多分私が汚れすぎているからお風呂に入れたいのかなと思った。


らっだぁさんは床を汚したくないのか分からないけど、私にらっだぁさんのとても古いスリッパを渡して「お風呂はこっちにあるからついて来て!」と言ったので私はついて行った


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作者名:あからめチャン | 作成日時:2019年10月5日 12時

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