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JK「…ジンヒョン、美人じゃなかった時代、無いの?」
その前にしゃがみ込んで手を取って、そしたら少しだけ見上げる形になった小さいのに整いすぎた顔を、ぽーっとなったまま見つめた。
TH「ほんと、それな」
同じように横でしゃがみ込んで、膝で頬杖付いて同じように見上げてるテヒョンイヒョンがそう言った。
いや、多分テヒョンイヒョンも似たようなもんだと思うけど。
俺はちょっと垢抜けない時代がちゃんとあったけど、ジンヒョンは昔の写真どれ見ても、確かに綺麗な顔してたの思い出す。
ジンヒョンはうっとりしちゃった俺たちを壁の目のまま見つめた後に、つんって横向いて、
SJ「俺はいつでも、どの時代でもハンサムだよ」
って美少女が言うから、
「ハンサムの定義に美少女ってのも入れるべきだね」
ってテヒョンイヒョンに言ったら、ヒョンは
TH「ジンヒョン絡むと、グクの方が四次元になるね」
って言って苦笑した。
最近この、テヒョンイヒョンの余裕がちょっと腹立つ。
テヒョンイヒョンは最初の方こそ俺でも引くくらい小さいジンヒョンに興奮してたのに、さすが下の弟妹がいるからか、最近はすっかり落ち着いてる。
ジンヒョンもそんなヒョンが居心地いいのか、戻った後結構な頻度でくっついて一緒にいるから、俺の嫉妬メーター壊れそう。
TH「ヒョン、オフの日狙って小さくなってますね」
「そういやそうだね。なんだかな〜。一日潰れるからヤなんだけど」
TH「でもその年齢の感じだと、普通にゲームとか遊べそうですよ?」
ヒョンがジンヒョンの手に指絡めて、つんって引っ張って手を広げてみせる。
TH「ほら、十分大きい。ヒョン、小さい頃から手でかいんですね」
「そうかな?ゲームできるかな」
ちょっとテンション上がった感じで、ジンヒョンが微笑んだ。
アッ嫉妬メーターが。
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作者名:フネ55 | 作成日時:2023年1月28日 22時