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YG「家宝にするよ」
『せんでいい』
なぜか準備よく、ゴム持ってきてたユンギとウォークインクローゼットでいたした後に、私に履かせて脱がしたどろっどろの体液まみれのショーツ持って、そんなこと言われて咄嗟にブンブン首を振った。
うくく、て笑ってるユンギは、息の整わない私を体の上に乗せてて。
自分は固い床に寝てるのに全然気にならないみたいで、私はユンギの上からどこうかと、上体を起こしてちょっと馬乗りな格好になった。
YG「なあ、A」
『何?』
不意に名前呼ばれて、見下ろすと、片腕を枕にしたユンギが私を見上げてる。
YG「俺がパンツの趣味悪い、て言ったの、実は気にしてた?」
鋭いな。
…そう言うわけじゃ、ないんだけど。
でも、その気になればすぐに出来る環境で、趣味の悪い包装紙を毎回見せられるのって、嫌かなって。
思ってただけ。
だから、さっきまではほんと、こんなに良いプレゼント思いつくなんて私ほんとユンギ好きな、て思ってた。
恥ずかしい。
YG「珍しい顔してんなぁ。もっと良く見せて」
答えずにちょっと顔横に伏せた私に、ユンギが体を起こしてきた。
向かい合わせに抱え込まれて、そっと頬を手でつつまれる。
私が恥ずかしくて死にそうなの、きっとユンギはわかってるんだと思う。
ちょっと泣きそうなくらいだったから、ほんとにユンギの顔見れない。
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作者名:フネ55 | 作成日時:2023年1月28日 22時