34話 ページ34
木葉「あ、神崎さん」
トイレからの帰り廊下で木葉君と会った
A「木葉くん、こんにちは。昨日はどうも！」
木葉「昨日あの後木兎がしょぼくれモードに入っちゃってさ。」
A「うん？なんで？」
木葉「神崎さんが帰っちゃって寂しくなったみたいだったけど」
A「えぇ、そうなの？帰り際そんな感じじゃなかったのに」
木葉「"なんか、やる気出ない"って言い出してマジ大変だったわー」
、、、
木兎ってバレーに対して真面目で割り切ってできるタイプだと思ってたんだけど
A「木葉くん！！！！」ガシッ
木葉くんの手を握って私は言った
A「木兎のこともっと教えて！！」
木葉「え！？いいけど、」
知りたい木兎の事、もっと沢山
【昼休み】
木兎「Aー！」
A「ごめん！木兎！今日は無理！他と食べて！」
木兎「え〜、なんでー！」
__________________________
木葉side
神崎さんが昼飯一緒に食べようって言うから
って言うか！！！手握られたんだけど！！！
超すべすべだったんだけど！？
あんな真剣な顔で
A「木葉くんー！ごめん、一応急いだんだけど。早いね」
息を切らして走ってきた神崎さんは
春の花のように麗しく
ナレーション入れんな俺！！！！！！
木葉「…あ、あぁ、全然大丈夫大丈夫！」
平然と隣に座ってきて、
いや離れて座られても傷つくんだけど
あ、わりと大きい口で食べるのね
つか口から目逸らせねえわこんなん
A「もご…ひぁに？？」(なに？)
木葉「…！ぅなんでも！」
木葉「あ、そうだ。木兎のことが知りたいって言ってたけど神崎さんの方が付き合い長いだろ」
A「ふむ、ほれれも…ごくん
それでも木葉くん達にしか見せない顔がある、私はそれを知りたいんだ」
木兎の一方的な片想いかと思ってたけどこっちも案外
木葉「分かった。ほんじゃあ、まずは初めて会ったときの話からしようか？」
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作者名：M子 | 作成日時：2020年2月27日 13時
