32話 ページ32
最近の木兎は何かに付けて私に喜んでもらおうとしてくる。
例えば、私が授業中に消しゴムを落とすと1番端の席から飛んできて
木兎「お嬢さん、落ちましたよ。」キランッ
A「…」
先生「木兎、席もどれー。」
例えば、授業中に当てられて
先生「はい、それじゃ神崎。問2答えろ。」
木兎「x=3!」
先生「いつから神崎になったの?」
A「…」
例えば、
木兎「はっしーれそりよー!かーぜのようにー!雪の中をー!かーるくはやくー!ジングッベー!!!!ジングッベー!!!!!!!」
A「…」
先生「木兎静かにしろー!つか席もどれ」
木兎「神崎さんが眠たそうなので子守唄歌ってます!」
先生「歌うなよッッ子守唄の選曲どーなってんだ!神崎寝るなァァァ!!!!!」
________________________
木兎「はい、あーーーーん」
パクッ
A「…もぐもぐ」
木兎「おいし?」
A「…」コクッ
木兎がわがままを言わなくなった
その代わりに私を甘やかすようになり
まんざらでもなかったりする
木兎「嬉しいか?」
A「うん、木兎が私の為に頑張ってくれてるのは嬉しい。でもなんで急に?」
木兎「ん?あー!木葉に言われたんだよ、Aの気持ち考えろって!」
A「ふーん」
別に私の気持ちなんて考えなくてもいいのに
それでも変わろうとしてくれてる木兎が嬉しいから
これでいい
A「今日バレー部見に行こうかな」
木兎「ほんと!?ヨッシャァ!」
体いっぱい喜びを表現した木兎は急に我に返って
次はもじもじし始めた
表情筋凄いな
A「なに?」
木兎「……」
もじもじしたまま何も言わずにいたから
そう言う事かと悟って
A「…ちゅーする?」
木兎「!!!!」
木兎「え、やだなにそれ可愛い!!!もっかい言って!!!!」
A「やだ、てか違ったんかい!」
木兎「んーん!違ってない!ちゅーしていいの?」
遠慮してる、可愛い。
A「うん、」
目を瞑ってキス待ちしてるとほっぺに柔らかい感触がして
むちゅ
??????
A「…ん?」
木兎「今日はほっぺだけにする!」
はぁぁぁぁ!?!?なにそれ!!!!
小悪魔かよ!もてあそばれた…っ
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作者名:M子 | 作成日時:2020年2月27日 13時