そういうつもりで言ったわけじゃない【木兎光太郎】 (ページ13)

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13話　素で可愛い女なんてリアルではいないページ13

っとしまった………

ケーキに夢中になり過ぎて木兎を放置しすぎた

大体男の子とケーキ屋さんって甘いの嫌いだったらどうすんのっ！

正面に座る木兎をチラッと見てみる。

あ、さっきと同じ顔

愛おしそうな目大切なものを見る目

今この瞬間こそがこの世の全てと言わんばかりの顔

A「ケーキ、美味しい？」

木兎「ん、ウマい！こっちも食べれば？はい、あーん！！！」

いや一口でけぇよ

A「ん、もごもご…もぐ…」

木兎「あっはは！！リスみてぇになってる！！(笑)」

ムッ

食べさせたの木兎なのに

木兎「はー、可愛い…」

心の声漏れてるよ、可愛いのは知ってるけど

今は木兎の方が可愛い

ゴクンッ

A「明日何時に行く？」

木兎「あっそーだった！朝だろ朝ー！アトラクションいっぱい乗りたい！」

A「開園から行くの？元気すぎでしょ。」

朝弱いんだよね

低血圧で

木兎「明日起こそーか？」

えっ…えーーー。

どうしよう起きるとしたら用意含めて7時くらいか。

A「起こしてくれるとありがたいけど、私寝起きすこぶる悪いから嫌な気分になるかも」

木兎「大丈夫大丈夫！！！」

【ディ○ニーランド当日】

AM7:00

ピリリリリリリリリリリリリリリリリリリ(目覚まし)

プルルルルルプルルルルルプルルルルル

ピリリリリリリリリリrガンッ←投げた

プルルルルルプルルルルル

A「うるっさ…」イラッ

ピッ

A「……………ハイ………」

『おはよー！！！！！A！！！もう7時だぞ！起きて！朝飯食って用意！」

キーンとするようなデカい声で話されてイライラする

『おーい！聞こえてるー？？？？』

A「…ハイ、じゃあ用意するから切るよ」ブチッ

はぁ、布団と結婚したい。

【30分後】

やってしまった………

あ～あとで謝らなきゃ

服どうしようかな、
アトラクション乗りたいって言ってたし

パンツのが良いかな

白のタートルネックのニットとデニム

うーん。

木兎はどんな服装が好きかな？

聞いておけばよかった、

髪の毛はポニーテールにしよう

ベージュのオーバーサイズのアウターにして

ちょっとまって、どうしようこれで本当に良いのか？

ドタドタドタ！！！←階段降りる音

A「ねえ、これ変じゃない？」