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12話 バレない嘘なんてリンゴがバナナって事だけでしょ ページ12

A「もし、まだ関係が続いてるって言ったら怒る?」


まあ、そんな事聞かなくても分かる


この言葉と同時に木兎の表情が暗くなって


ビリビリとした空気に変わる


木兎「…?まだ、続いてるの?」真顔



あの日から木兎は束縛って言うより執着




独占欲が増した。





別に付き合ってるわけじゃない




私は面倒は嫌いだからこれだけ執着されると



付き合えるわけがない




それでもこの男だけは突き放せない




離れたくないと思ってしまう



つくずく馬鹿な女だと思うよ



A「もしもだよ。」


木兎「…」


A「木兎、受験終わったらケーキ食べに行くって言ってたの覚えてる?」


木兎「覚えてる!あ!ディ○ニーランド!!!!」

A「明日休みだし明日行こうよ、今日はケーキ食べに行こう?合格祝い」



曇った顔がパァッと明るくなって


いつもの木兎だ、



ちょっとした事で喜んでくれるのは



子供みたいで可愛い


木兎「おう!行こう!(ニッッコー!)」



行きつけのケーキ屋さん


お店の中でカフェもできる


ケーキ美味しいしチョコもマカロンも美味しい


大変優れたお店です


木兎「Aどれ食うの?」


A「えー!どれにしよう!ここね、ミルフィーユすっごい美味しいんだけど、タルト系も捨てがたい。無難にショートケーキも良いなぁ、生クリームがすごいミルクなの。うーーーーん、木兎はどれ食べるの?」


振り向いて尋ねると




へー、そんな顔するんだ…


木兎「俺?じゃあミルフィーユにする!」



はしゃぎすぎたかな、



A「いいね!ミルフィーユ!じゃあ私今日はショートケーキにして苺タルトはお持ち帰りする」




席に着いて木兎はホットウーロン


私はアッサムティー


木兎「え!紅茶に蜂蜜入れんの!?」


A「入れるよ?美味しいけど、飲む?」


木兎「飲む!」


紅茶を飲んで3分くらい味わって


木兎「俺は普通の麦茶が好き!」


A「正直でよろしい。」



さて、お待ちかねのケーキタイム



どこから食べようかな


苺?いや三角の先の所から徐々に攻めて



木兎「食べねぇの?」


A「食べる、この部分から!」パクッ



うーん美味しい〜!


しぼりたての牛乳を生クリームにした感じ



スポンジもふわふわしてるけどしっかりしてて



この店の店主は天才です(泣)

13話 素で可愛い女なんてリアルではいない→←11話 人の噂も75日って普通に長ぇわ



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設定タグ:ハイキュー , 木兎光太郎 , 梟谷学園   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:M子 | 作成日時:2020年2月27日 13時

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