冬が大好き、雪女 2

初キスのお話 ページ11

柴野side






うちはキスをしたことが無い




そんな嘘をこれまでついてきた




キスをしたことがないなんてそんなの嘘




初めてキスをしたのは関西ジャニーズJrとして活動していた時の20歳の誕生日だった




同期であり、ライバルであり、今まで一緒に頑張ってきた康二が、家でお祝いをしてくれた




「初めてのお酒や...」




向｢飲んでみ？美味いかもやで？｣




目の前に置いてある缶チューハイを飲めば、自分も大人の仲間入り。




今まで果たしたかった大人への仲間入りのはずなのに、今はなんだか怖かった




向｢チューハイやし、あれや！あのー、ジュース！ジュース感覚で飲んでみ？｣




「うん...」




口に缶チューハイを含む




甘くお酒とは思えないほどの美味しさを口の中が覚えた




そのまま飲み進めること2時間




向｢そろそろおしまいにしたら？時間もあれやし...｣




時刻は12時をまわっていた




「んぅー...まだ飲むのぉ...」




自分は相当酒が弱かったらしく、缶チューハイ2缶を2時間かけてちまちま飲んでいたにも関わらず、泥酔状態になってしまった




向｢もー、片付けるで？｣




お酒を含んだ私は人肌恋しくなってしまったらしく、片付けようとしていた康二の袖を引っ張った




強く引っ張ってしまい、バランスを崩した康二が馬乗り状態となった




「ご、ごめん！」




向｢....なぁ...｣




「ん？」




向｢俺さ...我慢できひんよ...？｣




「...えっ？」




向｢Aのせいやから｣




「ちょっ！...んぅっ...！」




そこでようやくキスされたことを察した




唇が合わさってる間、康二の唇柔らかいなーとか余計な事を考えていた




お酒がまわっているからか、その感覚がとても気持ちよかった




康二の舌が自分の口内に入り、犯していく




「んぅ...ふぁっ...んぁ...//」




唇が離れると、銀の糸が引いていた




向｢さすがにこれ以上先に進んでAの初めて奪うのはあれやから...これでおしまいにするな。ホンマにごめん...｣




「こっちこそ...ごめん...」




向｢これから先のことはAが愛し合ってる人とやらなあかんからな！こんな中途半端な状態でできるわけないやんw｣




酔ってやってしまった事ということもあり、反省はしている




けど、今となっては康二との懐かしい思い出でもある






.









以上がうちの初めてのキスの相手で思い出だ

〜少クラin大阪2016〜→←Snow Manをあばけ

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