男装系頭領は義兄弟の力になりたい！〈短編集〉 (ページ33)

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目線：NO

その後も忘れたい過去を皆に知られてしまった妖怪たちは心の傷を負う

だが、唯によって無情にも進んでいった＿＿

唯「じゃあ次の問題だぜ！」

唯「ヒント1！世を忍ぶ仮の姿は京都郊外に住む大企業会長の孫娘！！」

狂骨「あ…っ！これって…！！」

羽衣狐「なんじゃ、妾か…」

狂骨はボタンを押そうとする羽衣狐の手首を掴んで制する

羽衣狐「何をする狂骨…」

狂骨「続きを…聞きましょう！！」

羽衣狐の問いに狂骨は首を横に振って続きを聞くことを促す

敢えて誰も押さない無言のルールなのである。

唯「ヒント2！京都では有名なお嬢様学校に在学！学園内では「狐様」と呼ばれ、実は相当有名！」

羽衣狐「なんじゃ…。別に恥ずかしくもないぞ」

狂骨「う…」

羽衣狐の言葉に狂骨は冷や汗を流しながら言葉を詰まらせる

唯「ヒント3！初等部の時、給食に油揚げが出て＿＿」

唯がヒントを言おうとした瞬間、羽衣狐から複数の尻尾を出して、暴れ出した＿＿

「「「うわああああああっ！！？」」」

首無「身の危険を感じた時に発動する全自動の狐の尻尾がフル活動し始めたぞー！！」

リクオ「……一体、どんな秘密だったんだ」

鴉天狗「こりゃ続けられん」

その後、有耶無耶になった優勝賞品の薬が「心の傷」に効くのではと言う噂になった

夜な夜な瓦礫を彷徨う黒歴史をバラされた妖怪たちの姿があったと言う