男装系頭領は義兄弟の力になりたい！〈短編集〉 (ページ32)

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目線：NO

猩影は恥ずかしそうにしながら話し出した＿＿

猩影「いや…まぁ…。お恥ずかしい話ッスけど、その葬式の時に知ったんすよね」

猩影「自分が妖怪だって…。そりゃテッペンも穫れますよ、妖怪なのだから…」

リクオ「穫れたんだ…」

猩影「それまで氷麗姐さんも普通に人間だと思ってました！其処ら辺もショックで！！」

氷麗「大変だったんだね…」

猩影のあまりの気迫に氷麗は冷や汗を流す

猩影「てか、唯姐さんはなんでこんなことまで知ってんスか！？」

唯「フッフッフッ…それはな、コレはクイズとは名ばかりの＿＿」

唯「設定大放出妖怪脳スペシャルだったのだ！！」

唯は何処からか「情報提供高尾山天狗党」と書かれた手持ち看板を楽しそうに掲げた

「「「ええええええ〜っ！！？」」」

唯「覚悟しろよ！テメーら！！＿＿ドンドン行くぜ！次の「たーげっと」はコイツだ！！」

唯「ヒント1！カラオケの十八番(ｵﾊｺ)はSKB48の「バンジー宣言」！！」

「「「………………？」」」

妖怪1「あー…すげぇドSな曲だ、ソレ」

妖怪2「へーそうなんだ…」

あまり知られてないためか会場内はザワザワとざわめきが大きくなる

唯「ヒント2！イタクや土彦、淡島よりちょっとお姉さん！小さい時は超イジメっ子…！ついた二つ名は遠野の鬼包丁！！」

冷麗「ｯ＿＿＿！！！」

察してしまった冷麗は目を見開き、固まってしまう

唯「ヒント3！イタクが寝てる間に縛り付け、オホーツク海まで流したことがある！」

イタク「冷麗だ＿＿！！冷麗＿＿！！！」

イタクは淡島を押し退けて勢い良くボタンを押す

冷麗「ちょ…ちょっと…鴆とやら…？」

唯「だって、カンペ(ｺﾚ)に書いてあることも言ってるだけだしなぁ…」

冷麗は唯に話し掛けるが、唯は申し訳無さそうに頬を掻いた

氷麗「れ…冷麗さんってそうだったの…？」

青田坊「いや…なんとなくそんな気はしてたんだよ」

冷麗「いやああああああっ！！違っ違うのよぉぉぉおおお！！！」

冷麗の知られざる過去を知った妖怪たちは更にザワザワとざわめかせていた＿＿