男装系頭領は義兄弟の力になりたい！〈短編集〉 (ページ24)

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番外編5：「○○しないと出られない部屋」ページ24

※(まさかまさかの)牛頭丸との場合
『10分間ハグをしないとと出られない部屋』
………

プレートの内容を見た牛頭丸は項垂れていた

牛頭丸「ナンデコウナッタ……orz」

少し考えてから唯は項垂れている牛頭丸に話し掛ける

唯「……でも良かったじゃねぇか」

牛頭丸「何がだよ…」

唯「ほら、例えばなんだけどよ。【規制ワード】とかじゃなくてさ…。だから、安心したんだよ」

牛頭丸は少し何かを考え込むと口を開いた

牛頭丸「……確かに。出た後、気不味くなるな」

唯「だろ？さっ！！ちゃっちゃとハグしようぜ！」

牛頭丸((ﾁｯ「……仕方ねぇな」

舌打ちをしながらも牛頭丸は唯とハグをするが、なんとも言えない空気が流れ始めた＿＿

…

唯「なぁ。牛頭丸」

牛頭丸「あ？」

5分過ぎた頃、退屈になって来たのか唯は牛頭丸に話し掛けた

唯「お前…背ぇ縮んだか？」

牛頭丸((ｲﾗｯ「俺が縮んだんじゃねぇ！お前がデカくなったんだよ！このバカ女ッ！！」

唯「アッハハハwwwそうだったのかwww」

牛頭丸「「アッハハハwww」じゃねぇ！！」

唯「……でも、昔は良くこう言うことしてくれたり、一緒に遊んでくれたよな」

牛頭丸「………」

唯「俺も遊ぶような歳じゃなくなっちまったけどさ…色々と方がついて落ち着いたら＿＿」

唯「もし良ければ、一緒に呑まねぇか？……なんてな」

『ガチャッ』

唯が話し終えると部屋に鍵が開いた音が響き渡る

唯「お。開いたみてぇだな」

唯「此処には用はねぇんだし。サッサと出ちまおうぜ」

牛頭丸「嗚呼…」

牛頭丸「………」

唯「牛頭丸？どうs((牛頭丸「別に」え？」

牛頭丸「別に付きやってやらん事も……ねぇ」

唯「牛頭丸…！！」((ｷﾗｷﾗ…

牛頭丸の言葉を聞いた唯は目を輝かせ、牛頭丸は外方を向いて舌打ちをする。牛頭丸の耳は少し赤くなっていた

場の雰囲気に耐えきれなくなったのか牛頭丸はスタスタと早足で唯から離れて歩く

唯「あ！おい！！俺を置いて行くなよ！！」((ﾀﾀﾀｯ

唯は嬉しそうに先に歩いて行った牛頭丸の後を追いかけて行った＿＿