男装系頭領は義兄弟の力になりたい！〈短編集〉 (ページ23)

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番外編4：「○○しないと出られない部屋」ページ23

※(まさかの)氷麗との場合
『唯が氷麗をお姫様だっこしないと出られない部屋』
………

現在置かれている状況とプレートに書かれている内容を見て氷麗は頭を抱えた

氷麗「こう言うの普通は男女で閉じ込められるものですよね！？」

唯「そうなのか？」

「○○をしないと出られない部屋」を全く知らない唯は何かを知ってるであろう氷麗に尋ねる

氷麗「……まぁ。男女が閉じ込められるのが定番ですね」

唯「そんな定番があるのか。怖いな…」

唯「しっかし、お姫様だっこってのはどうやるんだい？」

氷麗「えっと…。そうですね…」

氷麗は唯にお姫様だっこについて説明する

唯「なるほど。要するにだな」

氷麗「？」

唯「ちょっと失礼するぞー」

氷麗「へ？…きゃっ！？」

唯は氷麗に一声掛けると返事を待たずして軽々しく氷麗をお姫様だっこする

唯「ん？雪女、お前…軽過ぎないか？ちゃんと食わねぇと身が持たねぇぞ？」

氷麗「はわわっ////」

『ガチャッ』

少し間が空いてから部屋に鍵が開いた音が響き渡った

唯「ん。開いたみてぇだな。そうだ！このまま、本家まで向かうか？」

氷麗「だっ大丈夫ですっ////降ろして下さいっ////」((ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

唯の言葉を聞いた氷麗は顔を真っ赤にさせながらバタバタと降りようと暴れるが唯は一切動じなかった

唯「アッハハハwwwわりぃわりぃwww」((ｸｽｸｽ

唯は楽しそうに笑いながらも負担がないように氷麗をゆっくり降ろす

唯「さっ！こんな所に用はねぇんだし。サッサと帰ろうぜ」

氷麗「そっ////そそっ////そうですね！！」