夏色の恋<yuto×kei>

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「これでよしっと…裕翔、あと鍵頼んだよ。お疲れ」

　
　
　
　
　
　
　
　
「はい、お疲れ様です！ありがとうございました！」


　
　

　
　
　
　
　
裕翔に手を軽く上げながら回れ右してもと来た道を戻ると
前方にでかいシルエットとちっこいシルエット。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
…同じ制服着てるはずなのになんだろうこの
ちっこいシルエットの方の制服に着られている感は。
　
　
　
　
　
　
　

　
　
「あれ、片付け終わっちゃった？」

　
　
　
　
　
　
　
　
「やっほーいのちゃん！」


　
　
　
　
　
　
ぶんぶん、と手をふるちっこい方。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
近いんだからそんな手振らなくても。
…あ、タオル落とした。

　
　
　
　
　
　
　
　
「今終わったとこ―。手伝いに来てくれたの？」


　
　
　
　
　
　
　
　
「あー、まぁな。顧問に報告も終わったし、様子見に来た。」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「やぶぅ優しー。惚れちゃうかもー」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
「言ってろ」








「へへ、ありがとね」




　
　
　

　
素直に手伝いに来たって言わないあたり、ツンデレやぶちゃん発動。
でもあんまりからかうとニコニコおじさん、怒っちゃうから。この辺でやめとく。

　
　
　
　
　

　
　
「それよりやぶ、時間大丈夫なの？光待ってるんじゃない？」








校舎の時計を見た途端、顔色が変わる。
ひかにゃん怒ると怖いからなぁ。




　
　
　
　
「…やっべ、急がなきゃ。大ちゃん、伊野尾
わりぃお先、また明日！」


　
　
　
　
　
　
　
「お疲れ―！」



　
　
　
　
　
　
「よし、大ちゃん俺着替えてくるから玄関で待ってて」


　
　
　
　
　
　
　
「おーけー。早くね」




　
　
　
　
　
「任せろ、」


　
　
　
　
　
　

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