なんで私なん ページ6
私はリリーさんに話を聞いてもらい自分の家に帰ることした
リ「ブクロと同棲しとる家に帰るん？｣
「いや、一人暮らしするために買った家に帰る｣
リ「そっかー、｣
「てか、なんか今日みーちゃんめっちゃ元気よかった
この前の飲み会でなんかあったやろ笑｣
リ「あー…｣
知られたらAちゃんと今後会えへんかも知れん。
それが嫌でAちゃんには言わんことした
リ「みさちゃん自信になんかいい事あったんちゃうん？笑｣
「 そうなんかなぁ、なんかリリーさんの話したらやけに顔赤くしよったで｣
リ「なんでなんやろ、な。｣
「ま、付き合っとったら付き合っとったでお似合いカップルやし私は応援するよ、じゃ、また！｣
リ「うん、また｣
リ「あ、のさ！！！！｣
「ん？｣
リ「忙しくなかったら…また会おう、？｣
「笑笑、うん、会おーね笑｣
俺は道のど真ん中でしゃがみこんで真っ赤になった顔を手で隠した
リ「……めっちゃ好きや、｣
Aside
リリーさんに話を聞いてもらうのはなんかスッキリする
今後も話聞いてもらおーと思い込んでいると家に着いた
「駅の近くでよかったわほんま｣
「うわー！！！この服探しとったやつ！！ここにあったんけ、｣
1年ぶりに来た自分の家は実家のような心地良さだった
ソファでくつろごうとしたとき
突然インターホンがなった、うちの知り合いでもみーちゃんしかこの家知らんのになぁ、って思いながらドアを開けた
「……宜くん？｣
雨でビチャビチャになった髪の毛
「なんで、？｣
宜くんはそのまま私に抱きつきベットまで押し倒してきた
なんで私なんやろ。
なんで私なんかに構うんやろ。
ずっーとそう思ってきた、
だってセ フレ何十人も居って女に尽きるわけないやん。
やけど、今日みたいにいきなり私の家に来て
「Aちゃんのことめっちゃ好きなってもうた｣って
言われて
そっから付き合ってからLINEに居ったセ フレの女の子全員消して
私の事だけを見るようになって。
ずっと安心してたのに､
やっぱり私だけじゃダメやったんや
私だけじゃ。
ブ「Aちゃん、ほんまに俺の事ちゃんと好き？｣
「え、？｣
ブ「俺ら、付き合って今日で2年経つんやで？Aちゃんそれ分かっとった？｣
「分かっとったよ、｣
ブ「じゃあ、なんでリリーと居ったん｣
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作者名：今宵 | 作成日時：2022年6月11日 17時
