まさかのまさか ページ10
「俺たちさ
もう
別れた方がええと思う。」
こんなことを起きて早々言われて困る以外何があるん。
『なんで?』
「もう好きじゃない。からかな」
『そっか。』
私はなんの気持ちもなかった、辛いとか悲しいとかそんな気持ち私の頭の中に現れなかった
なんでだろう。帰ってくるって信じてたからかな
5年後
森田「Aちゃん?」
『ん?』
森田「俺!松竹やめたから個人事務所つくろうと思っとるんやけど、どう思う?」
『うーん、相方さんが困らないんだったらいいんじゃない?』
森田「相方は女以外困らんから大丈夫やと思うわ」
『頑張ってね笑』
森田「てか、Aちゃんに相方見せたことないよな?」
『確かに、そーいえばそうだね』
森田「今日あいつの家でネタ考えるんやけどAちゃんも来る?」
『いいの?』
森田「Aちゃん来てくれた方が俺やる気出るし相方もやる気出ると思う笑」
『じゃあ…お邪魔しちゃおっかな、』
森田「よっしゃ!!」
森田「ここやで〜」
『東口…?』
森田「そうそう、ようわからんやつやけど仲良くしてや笑」
東口なんか何万人も居るのに“東口“という名前だけであの人のことを思い出してしまう
『森田、』
森田「ん?」
『好き』
森田「何それ!いきなりとか照れてまうわ笑
てか、いつになったら下の名前で読んでくれんねん笑」
森田「東口〜」
『お邪魔しま〜す、』
森田「お前ほんまな〜、笑」
東口「なんやねん」
『え?』
森田「ん?どないしたん」
東口「?」
あの人やった
今世間をザワつかせてる人は過去に私を狂わせた人だった
東口「誰なん?」
森田「俺の彼女や、Aちゃん東口の顔見た事ないから見せに来た」
東口「そうなん。これからよろしくお願いします」
私は頭を縦にゆっくり振った
4時間ぐらい経って外はちょっと暗くなってきてた
森田「じゃ、もう俺達帰るわ」
東口「ん〜」
『お邪魔しました、』
東口「また。来てね」
私の目を見て初めて言ってくれた
『うん、』
森田「あ待って車の鍵お前の家置いてきてもた」
東口「何やってんねん、はよ行ってこいや」
森田「手出すなよ!」
東口「出さへんわ」
東口「Aちゃん久しぶりやな。」
『覚えてくれてたん?』
東口「当たり前やん、好きやったんやから」
森田「5分で戻ってきた」
東口「Aちゃん好きすぎやろ」
森田「当たり前やん」
東口「幸せにしたれよ〜Aちゃんのこと」
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作者名:今宵 | 作成日時:2022年6月4日 2時