恋愛マンガの主人公になりたかった (ページ10)

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期待してもいいですよねページ10

｢え？｣

私は固まってしまった

嶋佐は私の目をにこにこしながら見ている

私たち何やってんだろう。橋で2人で見つめ合ってるなんてこんなの一花と国崎さんに見られたら

勘違いされてしまう。

私はそうなるのが嫌ですぐに嶋佐から目を逸らした

嶋佐｢照れた？｣

｢照れるわけないでしょ。｣

嶋佐は何も言い返さずに私の方を向いて｢そっか〜笑
んふふ｣と言い笑った

私は数分経ってから嶋佐の横顔を見た

｢綺麗だなー。｣と声に出して言ってしまった

嶋佐｢ん？な｣国崎｢あれ？Aちゃんと嶋佐？｣

今だけは会いたくなかった。

国崎｢付き合ってんの？笑｣と国崎さんは笑って言った

｢なわけないじゃないですか〜！！笑
付き合ってませんよ笑｣

国崎｢そうなの〜？笑、嶋佐とAちゃん似合ってると俺は思うけどな〜。｣

と私が数時間前に求めていたあの笑顔で言われた

嶋佐｢ですよね？！笑似合ってますよね！俺ら！｣

と嶋佐は割り込んで言ってきた

国崎｢うん笑。｣

｢わたしは、ほんとに嶋佐のこと好きじゃないですよ笑。｣

とガチトーンで言ってしまった。でもそうしないと嶋佐は

私を好きでいるでしょ。どうせ酔っ払って調子乗って言ってるだけだろうけど。

屋敷さんから聞いたけど嶋佐は割と出会った人すぐに好きになるらしいしヤリチンらしい。

国崎｢そっか笑。ちょっと安心した笑｣

国崎さん、私は貴方に期待してもいいですよね。

｢ちょっと安心した笑｣ってもうあーゆう意味じゃないですか。

国崎｢今Aちゃんと俺マフラーおそろっちだね｣

嶋佐｢え？｣

｢ほんとだ、笑。｣

私は、にんまりと国崎さんの目を見てにやけてしまった

国崎｢やっぱり、Aちゃんには笑顔が一番似合ってるね｣

と言われ、国崎さんはまた私に背を向け手を振って帰って行った