恋愛マンガの主人公になりたかった (ページ8)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:6,419 hit

ピアスページ8

嶋佐side

嶋佐｢そのマフラーどうしたの｣

｢国崎さんから貰ったの…めっちゃかわいいでしょ｣

とさっきのあの笑顔とは違う顔で俺を見つめてきた

俺はその笑顔よりもあの笑顔をして欲しいのに

国崎さんにしか出来ない笑顔なのかな

｢てか、あんたさLINE返しなよ。一花の｣

嶋佐｢…返してるよ｣

｢ほんとに？｣

嶋佐｢うん｣

｢なら、いいけど。一花のこと悲しませないでよね｣

嶋佐｢悲しませるって？｣

｢別に、じゃ私行くわ｣

嶋佐｢待って｣

俺はまだAちゃんと一緒に居たくて呼び止めてしまった

｢何？｣

嶋佐｢これ、あげる｣

｢…ピアス？？？｣

俺は、土曜日にAちゃんにあげるつもりのピアスをあげた

｢これかわいいね。ありがとう｣

嶋佐｢…土曜日楽しみに待ってる｣

土曜日付けてきてくれるかな。

｢うん、じゃあね｣

と言ってAちゃんは俺の反対方向に歩いていった

嶋佐｢…あのピアス俺のオソロなの土曜日気づいてくれるかな｣