恋愛マンガの主人公になりたかった (ページ22)

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失恋ページ22

俺はついさっき好きな人の親友を抱こうとした

好きな人を諦めて。

俺は、すぐ人を好きになってヤってセフレが多くなるだけ

Aちゃんはきっとあの橋にいる

｢……｣

この光景を見るのは2度目だ

国崎さんAちゃんのこと振ったんじゃないの？と思いながら俺は心を痛めていた

国崎さんはAちゃんを抱きしめていた

なんか馬鹿馬鹿しくなってきて俺はさっき来た道に戻った

ずっと黙々と歩いていると涙がこぼれてきたのがわかった

｢…恥ずっ。｣

バーの横に座り込んでいると目の前に見たことある靴が目に入った

一花｢嶋佐さん…？｣

｢一花…ちゃん？｣

一花ちゃんは俺の前に座り込んでハンカチを渡してくれた

こりゃーモテるだろうなぁ。、

｢なんで、俺にこだわるの？国崎さんがいるじゃん。｣

一花｢嶋佐さん知らないだろうけど、わたし。嶋佐さんのことめっちゃ好きです。大好きなんです｣

嶋佐｢え？｣

一花｢だから、もうAとかどうでもいいから。

私と付き合ってよ、｣

一花ちゃんは涙目で俺の方を見ていた

嶋佐｢いや、でも｣

一花｢Aのこと好きでもいいです、Aのこと忘れさせるぐらい私が幸せにするから。だから、｣

嶋佐｢……｣

初めて。人にこんなにすきすき言われたのが始めてすぎてずっと固まっていた

一花は俺の様子を見て俺を何故か抱きしめた

一花｢私のこと好きになって、｣

一花ちゃんはそれだけを言い俺をずっと抱きしめた