シュシュ!! ページ14
国崎「俺も分かってるよ、一花ちゃんが嶋佐のこと好きなのもとっくの前から知ってるよ、」
「…じゃあ、なんで?」
私は顔がボロボロになるぐらい涙を溢れていた
国崎さんは私の頬に触って涙を拭いてくれた
国崎「Aちゃんは涙姿似合わないね、笑」
と国崎さんは赤色のパーカーで私を抱きしめてくれた
「…っ」
と更に涙が溢れた、パーカーから香る国崎さんの匂い
好きな男が私を選ばないなんていつも通りだし
男は何百万人も居るからって自分に言い聞かせてたから
なんとも悲しくなかったのに。
だけど
国崎さん以上の男性を越えられる人がいないからなのかな
なぜか涙が止まらなかった。
国崎「Aちゃん、観覧車もう止まっちゃうよ」
隣のカップルが観覧車から降りていった
私の妄想の中では、観覧車のてっぺんで告白されて
一緒に写真撮って
これからのデートを決めるつもりだったんだけどなー。
私がまた妄想していると観覧車のドアが開いた
国崎「綺麗だったね、ここ」
「…ですね笑!
私この後ネイル予約してたんだった、!あちゃー!
じゃあ、今日はここでドロンです!!」
国崎「え?」
「…じゃっ!さらばです!シュシュ!!」
といい元陸上部だった私は国崎さんから逃げるようにダッシュで走った
走りながら私は恋愛マンガのモブキャラ…
いや主人公が走りながら涙をこぼすシーンを実現できた
「モブキャラ卒業…」
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作者名:今宵 | 作成日時:2022年3月16日 22時