恋愛マンガの主人公になりたかった (ページ19)

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私と国ちゃんページ19

国崎｢Aちゃんはまだ俺のこと好き？｣

｢…なんでそんなこと聞くんですか｣

国崎｢確認｣

好き？

嫌い？

どっちか分からない、自分でも。

｢分かんないです｣

国崎｢うーん、そっかー。笑

嶋佐？｣

｢え？｣

国崎｢嶋佐と付き合ってんの？｣

｢まさか。付き合ってませんよ｣

国崎｢でもお似合いだよ、2人とも。｣

｢私が嶋佐と付き合って
一花に嶋佐のこと飽きさせようとしてるんですか？｣

国崎｢そんな俺悪じゃないよ｣

｢嘘。国崎さん一花の彼氏になるためならなんだってしそうだし｣

国崎｢…もし彼氏になれたらなんだってしてたかもね｣

｢…私も国崎さんが彼氏になってくれたら私なんだってしたと思います｣

国崎｢あはは笑。…じゃあ一生俺の事好きでいてよ。俺が失恋した度に慰めて。｣

今の私には理解が出来なかった。国崎さんはやっぱりめちゃくちゃだ。
芸風もめちゃくちゃだし
慣れてない恋愛もめちゃくちゃだった。

国崎｢俺、Aちゃんしか居ないよ。｣

｢うあっ…｣

と私を思いっきり抱きしめた

国崎｢好きだよ、Aちゃん。｣

遅いよ、国ちゃん。

前の私はずーっとその言葉を待ってたんだよ