雑愛生は特待生。【ツイステ】 (ページ4)

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Episode 3 ページ4

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＿＿＿ある日の事。

グリム｢やだやだぁ～～～。

オレ様雑巾がけなんてしたくない～～。｣

『グリムくん、仕方ないよ。』

ユウ｢じゃんけんで決めたでしょ。駄々こねないで。｣

私達三人でこのオンボロ寮を綺麗にする為に、じゃんけんをした。

それでグリムくんが負けてしまい、この状況だ。

グリム｢もう一回っ、もう一回勝負なんだゾ！

今度こそ負けな………、｣

？？｢こらーーーっっ！！！｣

『っひ、』

グリム｢ふなぁっ！｣

グリムくんが言い出した時に、誰かの怒鳴り声が聞こえた。

私とグリムくんは怯え、ユウくんは声を出さずにビクリと反応した。

誰かいるの？ゴーストな訳が無いし(大正解)

ユウ｢Aちゃん、大丈夫だよ。｣

グリム｢オレ様の心配は！？｣

……ユウくん、優しい。トゥンク。

そして浮きながら走って(？)来たのはゴースト達。

ゴースト｢薄汚い子ネズミ共！ここで何をしている！｣

『……薄汚い子ネズミじゃないんだけど。』

私は少し怒った。グリムくんが何か言っているけど何も気にしない。

ゴースト｢この屋敷は姫様の迎賓館である！

部外者は立ち入り禁止だ！｣

『……迎賓館、って何？』

ユウ｢僕も分かんない。後で考えよ。｣

私はマジカルペンを持って少し身構える。グリムくんは｢オレ様の寮｣だと主張した。

ゴースト｢戯言を。お前の様な若造が生まれるずっと前から、この屋敷は我が国のものと決まっている！｣

戯言？何で？そもそも我が国ってゴーストには無いと思ってた。

『……はぁ、ウォーターショット！！』

氷をゴーストに向けて放つ。するとゴーストは｢うわっ｣と声を上げた。

ゴースト｢リーフショット！｣

グリム｢ふなﾞ～～～っ！｣

『ユウくんは先に行ってて！私達で何とかするから！』

グリム｢ふなっ！？オレ様もやるのか！？｣

『当たり前でしょ！私だけじゃ倒しきれないから！』

ゴーストから視線を外さずに、ユウくんに話し掛けた。

ユウ｢でもっ、『大丈夫、大丈夫だから』…っ、｣

私が言葉を遮って言えば、ユウくんは口を噤んだ。

するとユウくんは、ありがとうと一言言って、玄関から出ていった。

『さあグリムくん！行くよっ！』

グリム｢分かってんだゾ！ふなﾞっ！！｣

『いった、』

ゴーストの攻撃が当たり、肩に小さな傷が出来た。

仕方ないなぁ、ユニーク魔法、使うか。