雑愛生は特待生。【ツイステ】 (ページ3)

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Episode 2 ページ3

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『……チッ』

グリム｢ひっ｣

僕の親しい友達のAちゃんは今、物凄く機嫌が悪い。

そりゃあもう人を殺しそうな程に。殺気っていうの？

グリムは僕の腕にくっついて、僕はAちゃんの1m横に居る。

今は1年合同の魔法史授業だけどトレイン先生は学園長に呼ばれ不在。ルチウスもね。

僕は隣の席に居るエーデュース達をキッと軽く睨んだ。

エース｢…コイツが馬鹿なのは知ってるだろ？｣

ユウ『だからってそこまで言わなくても…！』

A｢……もう、良いよ。ユウくん、ありがとね。｣

僕の堪忍袋の緒が切れかけた所でAちゃんは僕を宥めた。

こう異様な雰囲気になったのは簡単。

ただエーデュースの二人がAちゃんを揶揄ったからだ。

それでAちゃんは怒って拗ねてしまい、あんな舌打ちをしたって事だった。

まあ短気なAちゃんも良くないと思うけど、揶揄ったエーデュースも良くない。

デュース｢………はぁ、仕方ないな。謝るか。｣

するとデュースはAちゃんの元へ行き、軽くお辞儀をした。

すまない、と一言添えて。それから直ぐに元の席に戻って机に伏せた。

もう一度Aちゃんを見るとポカンと口を開けていた。

え、何で？？

A｢…ぁ、あの、デュースくんが、……｣

あー、謝ったから珍しいと思ったんだ。まあ、当たり前だよね、そう思うのは。

Aちゃんと同じクラスとエペルとジャックは大人しくこっちを見ていた。

エペルはAちゃんの味方なんだよね。

ジャックは思春期みたいなもので恥ずかしくてよく避けちゃう。

ボーッと二人を見ていれば、トレイン先生が戻ってきた。

トレイン｢では始めよう。｣

ルチウス｢オﾞナﾞァﾞ～～～～ッ｣

ルチウスの鳴き方が独特過ぎて。エースは笑いを堪えている。

礼をして、授業が始まった。

ユウ『やっと終わった～……エーデュース、行こ。』

エース｢おーっ｣

ユウ『あ、Aちゃん。』

エースが片付けの準備をしている間、僕はAちゃんに話し掛けた。

A｢？｣

ユウ『ごめんね、二人がさ。』

A｢…あぁ、大丈夫。後でストレスは発散するから。｣

く、くそ怖ぇ～～～(震え)

まあ、把握ですね。