【呪術廻戦】割とクズい冷淡な奴は時の政府に強制連行される【刀剣乱舞】 (ページ7)

今日:10 hit、昨日:9 hit、合計:30,327 hit

6話~名に泥を塗る行為は~ ページ7

　

　

ﾎﾟﾀｯ

　

　

　

ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀｯ

　

　

　

　

　

鈍く輝く薄汚れた刀身と手や腕を伝い、地面に滴り落ちる鮮血

　

人にいきなり刃物を向けちゃならねぇって教わらなかったのか？神がそんなものだとは笑わせてくれる

　

　

　

　

　

　

「！……今のを止めたか、何者だ…何故お前のような童がこんのすけを抱いている

　

　

政府の回し者か」

　

　

貴方「……………神が礼儀を忘れちゃあ信者も泣くだろうによ、誰お前」

　

こんのすけ「いっ一期一振様……その様なお体で動いてはならないとあれほど……！！！

この方は次の審神者です、無礼は駄目ですぞ！！」

　

　

　

　

俺目掛けて刀を投げて、俺が手で受け止めたのを見てすぐさま飛び出して柄を掴んでは首元に狙いを定め押す力を強める男

一期一振？……確か粟田口吉光の最高傑作の一太刀だったか

　

　

此奴が………気品こそあれど清水を連想させるようなサラサラな髪は血や土、埃で黒く汚れ

　

綺麗な装飾をされた軍服の様な服装も破れ大破し出血痕が丸出しで一般人が見たら痛々しく目を背けるほどボロボロだ

　

　

火を見るより明らかな程弱ってるな

　

　

俺の邪魔をしようものなら折るのも一つ、だと思ったんだがな……道案内が消えては困るか

　

　

　

貴方「…………名乗れ、でなければ折る」

　

一期「ハッ……人の子にそんな事が出来る訳が無い、人間に名乗るなぞ私の名が穢れるも同然だ

　

首の根を切らせてもらう……！！！」

　

　

　

　

　

　

　

暗く揺らめく髪の奥で、神とは思えない程のギラつく瞳で俺を見据える一期一振

　

徐々に力を込めて押されていく刀は俺の手の肉を深く裂いていき、唐突首の付け根まで鋒が届いた

　

　

　

　

貴方「人間も、物も、何時かは壊れる(死ぬ)

　

　

　

形ある限り俺は壊すぞ

　

　

名乗れ、これ以上お前の名前に泥を塗るな」

　

　

　

一期「ッ！？」

　

　

　

最後の忠告だ、と刀身を掴む手にギリギリまで力を込めて何時でも握り壊すことができると教える

　

悠仁と俺なら、お前らなんて雨の雫と等しく形を直ぐに変えれるんだよ………舐めるんじゃねえぞ？