19話~地下に作っちゃった~ ページ20
貴方side
in離れ
こんのすけ「A様ぁぁぁぁ!!!!」
ヒョイッ
ベチッ
貴方「……………」
一期「………;;;」
こんのすけ「何故避けるのですかぁ!!!」
貴方「あ、つい……気持ち悪くて」
こんのすけ「気持ち悪い!?」
離れに戻ってきてすぐ、襖を開いた瞬間飛びついてくる黄色い塊を咄嗟に避ける
そうキャンキャン騒ぐな耳障りだな……
貴方「……離れ、片付いたんだな」
こんのすけ「えぇ!部屋の隅という隅を綺麗にしましたぞ!!これでA様が快適に過ごせます!」
貴方「別に快適性は………はぁ…例のはどうなってる」
こんのすけ「はい、此方に!!」
ニコリと笑って文机のすぐ横にある花瓶を横にズラすとガコンッと鈍い音を響かせて、機械音と共に部屋の隅の畳が引っ込んで、地下への階段が現れた
……よし
貴方「良くやった、こんのすけ」
念の為役人達に渡されていた動物用コームをポケットから取り出してこんのすけを抱き上げて毛並みを整える
油揚げが無い時の応急対処らしい
明日になって忘れてたらすまん
こんのすけ「んん〜……中々のお手前…!!」
一期「あの…A様、あの階段は一体……?」
こんのすけ「その地下にはA様が持ってこられた本一色が全部保管されております
そこにも本棚はあるのですが収まりきらないので特別に用意させていただいたのです!!
A様は大変な読書家でいらっしゃるそうなので、此方は来て貰っている身……役人達の要らなくなった本などを集めて持ってこさせたのもあるのでございます!」
一期「そ、そんなにA様には本があるのですか?」
貴方「蔵一個使っても収まりきらない」
一期「なんと……」
あ、五条先生の所にある本を何冊かこっちに移動出来るんじゃないか?
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2022年5月23日 9時